ドイツのテックハウス・レーベル「Plastic City」からリリースされたDKMA Presents Andrasteaのアルバムが届きました。
最近の私はレコード屋やCD屋で試聴して音源を買うのではなく、BeatportやiTunesで試聴して、パッケージが欲しくなったら@TOWER.JPやDMRに発注するという感じです。
特にBeatportではPlastic City、Kompakt、Apt. Internationalなどの気になるレーベルをブックマークしていて、新作がリリースされると試聴して、気に入ればCDを買うかそのままDLするか悩むって感じの音楽生活を送っています。
今回のDKMA Presents Andrasteaは、以前単品でDLしたディープなトラックが好印象だったので、アルバムリリースにあわせてCDを購入してみました。
The Ascent - DKMA Presents Andrastea (Plastic City)
http://www.plasticcity.de/index.php?main=releases&kid=plac062-2
正直なところ、「DKMA Presents Andrastea」ってのはDana Kelleyという人のプロジェクトって事以外は知らないんですが、これはなかなかのハウスです。
「The Ascent」 : DKMA Presents Andrastea (->@TOWER.JP) (-> Beatport) |
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Track List |
まあ、私は「お前にダンスミュージックの何が解る?」と言われた所で何にも答えられないくらいに中身の無い人間です。それでも、このアルバムを聴いて「おお、コレは良質なナイトタイム・ミュージックだ」と断言できますね。なんとも艶っぽいんです。艶っぽさはダンスミュージックの重要なファクターだと思っているので。
非常に硬質で無機質でタイトなリズムトラックの上に、フンワリと優しく被るウワモノや、うにょうにょうねるアシッドなシンセ、ソウルフルなボーカルが被さることによって、プラスチックと金属で出来た滑らかなボディーがセクシーな衣を纏うのですね。実にアダルティなんです。
ミニマル、ディープハウス、テックハウス、さらにダブっぽいものからドラムンっぽいものまで様々な「夜の音楽」としてのダンスミュージックを楽しむことが出来ますが、それら全てに艶っぽい印象を受けました。
さて、アルバムジャケットのアートワークですが、何故か意味不明な日本趣味。しかし、楽曲を聴いていて何となく謎が解けました。
優雅に泳ぐ錦鯉の姿はビートの脈動とダイナミズム。絞り染めのテクスチャは構成美やミニマリズム。そして浮世絵の美人画は優美さと艶。
以前、このブログで勢い余って「テックハウスは侘び寂び」と書きましたが、ニュアンスとしてソレに近いのかなと思いました。つまり、日本の伝統的な様式美に倣いたかったのかなと。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。