以前のエントリで、「思いのほか良いです的な音源 - 2007年上半期」という企画をやってしまい後悔してます。何故かと言うと、下半期もやらないと納まりが悪いから。
しようが無いので下半期もやります。来年はやりません。「思いのほか良かった音源」に出会ったらそのつどアップしよう。
今回は2007/07 - 2007/12までに出会った音源(リリース日基準ではなく、私が手に入れた日が基準。念のため)の中で当初の期待値以上の”何か”を与えてくれた音源の中から「ボーカルがユニーク」な作品に的を絞って紹介します。
|
Without Waste (Original Mix) :M.A. Campayo
(-> Cisco Records)
シスコのサマーセールで「10枚3,000円! プログレパック」で購入した10枚のなかの1枚。早い話が売れ残りで買い手が付かなかったレコードが我が家に来た感じ。
音そのものは渋い。何が渋いかって、ファットなボトム+小気味良いパーカッションにフワフワ系の上モノの上に被さるボーカルが「中近東風」でとてもエキゾチック。曲調を変化させたい場合(例えば、ハウシーなグルーブからトライバルな雰囲気に変えたいとか)に良いかも。「Indart. Trotz & Rando Virus Remix」はよりトライバル感が強くてこちらもお奨め。
でも、音源自体が不人気極まりないから、日本で売っている所は無いかも。(シスコの試聴ファイルもリンク切れ)
|
|
Hallelujah (Original):Dr.Kucho!
(-> Cisco Records)
こちらはシスコのウィンターセール「10枚3,000円! プログレパック」。ソレばっかりかよ(笑)。いや意外な掘り出し物とか、結構面白いんですよ。正月の福袋を買ったことが無い私にもその楽しさが解った。
で、こちらは2000年前後にハードハウスやトランスのイベントで頻繁にかかっていたSpiritual Projectの「O'Fortuna」を彷彿させるクラシカルな合唱が入ります。グレゴリアンチャント(グレゴリオ聖歌)らしいです。詳しい事知りません。こういうクラシカルな合唱をサンプリングしたものってドロドロしたオカルト風になりやすいのですが、こちらは非常に軽めです。なので軽快なリフに乗って気持ち良く聴いていると、突然聖歌隊が現れてビックリします。
|
|
Gjeloshaj 1862(Santiago Salazar Mix):DJ 3000
(-> Cisco Records)
こちらは「思いのほか」と言っては失礼か。一応は期待を込めて購入した作品。ただ、試聴の段階では「DJ 3000 MIX」が気に入っていたのだが、実際に聴いてみると「Santiago Salazar Mix」の方が断然良かった。
途中で入る民俗音楽風(と言うか民謡風)なボーカルは「DJ3000のルーツでもあるアルバニア民族音楽」との事。さりげなく印象的な使われ方にSantiago Salazar(http://www.clubberia.com/Artist/Detail/?id=490)のセンスが感じられる。
|
|
Robson Ponte : Reinhard Voght
(-> Cisco Records)
以前のエントリ「テクノって何だろうね #2」でも取り上げたドイツのテクノレーベル「KOMPAKT」の音源をシスコがコンパイルしたアルバム「HELLO KOMPAKT」から。「ロブソン・ポンテ」って歌詞以外出てこない、サッカー選手の名前の歌。
で、ロブソン・ポンテって誰なのよと思っていたら、あの浦和レッズのポンテ御本人であることが判明! 知らなかったよオレ。
(via LIFE IS FOOTBALL!!! : Robson Ponte http://redchant.exblog.jp/3571483/)
来期ポンテが怪我から復帰したら、レッズサポはこの曲に乗せてポンテコールをすると良いと思うよ。 ->ロブソン・ポンテ(wikipedia)
|
はい、以上です。
来年はどんな音源に出会えるでしょうか。
(BGM 「Holy Grail」 : FrancescoPico)
[0回]
PR