最近の酒井法子氏関連の報道を受けて色んなところでドラッグについて語られていますね。
奇しくもドラッグについて考えを巡らせる良い機会になったと思う。
俺自身はアルコールの過剰摂取が止められないくせに、ドラックに対しては否定的な立場です。
ん~御都合主義。
でも、自分がなぜそれを忌避しているのか理由がよく解らないんですよね。上手い具合に教育されたか?
ただ、某所のブクマコメントで指摘を受けて「ハッ」となったのですが、ドラッグによって生まれた芸術もあるし、それ自体の存在は否定できないし、素晴しい作品も多く残されている事実もありますよね。
で、俺がかつて憧れたミュージシャンを1人ずつ挙げていったら、ほぼ全員ドラッグ中毒だった。
Charも上田正樹も村上ポンタもそうだった。
Charlie Parker, Janis Joplin, Jimi Hendrix, Tommy Bolin, Jaco Pastorius。皆ドラッグで身を持ち崩して死んだ。
あ、Tommy Bolin。
Tommy Bolinを思い出したついでに、動画を貼っておく。
Deep Purple (with tommy bolin) - Comin' Home -
Tommy BolinはDeep Purple最後のギタリスト。
Deep Purple最後のスタジオアルバムとなった「Come Taste The Band」は、Tommy Bolin加入によりそれまでのブリティッシュハードロックとは異なる、土臭いファンキーなアメリカンロックを志向したものだった。そのため従来の路線にこだわるファンを前にして、セールス的には不発だった。
でも俺にとっては所有する唯一のDeep Purpleのアルバムです。
Deep Purple (with tommy bolin) - Highway Star -
Tommy Bolinは1975年にはDeep Purpleのメンバーとしてツアーで来日しており、ライブ音源も残されている。しかし、彼の演奏が本当に酷い。
当時は事情を知らない少年だったので、「ツアー中に指を怪我した」という話を真に受けていたが、事実は違ったようだ。麻薬常習者である彼がツアーで立ち寄った東南アジアで粗悪なヘロインを摂取したために、後遺症として指に麻痺が残り、まともにギターを弾くことが出来なくなったと言われている。
Tommy Bolin - Bustin´ Out For Rosey -
その後、Tommy BolinはDeep Purple解散後に2枚目のソロアルバム「Private Eyes」をリリースするが、1976年12月4日に薬物過剰摂取により25年の生涯を閉じた。
「彼が今も生きていたらどんな演奏を披露してくれただろう」とかは考えないことにする。何故ならオーバードースによる死も彼が選択した運命だったのだろうと思うし。ジミヘンもジャコもきっとそうだ。
しかし、視点を変えるとドラッグが彼らをギリギリのところで生かしてくれていたと考える事もできる。
でも、何故彼等はドラッグに溺れてしまったのだろうか? ただの快楽追求だったのか、現実逃避の手段だったのか。実際のところは判らない。
それと「ドラッグをやっていなかったら彼等はどんな音楽を残したのか」と考えるのも無意味な様な気もする。
久しぶりに聴いたらグッと来たので、音源を集めてみようかと思います。
追記:
事の発端がクラブとドラッグの係わりについてだったのでその事について自分の意見を追記。
VJとしてイベントに関わっていた2000~04年で、ドラッグ使用の現場に出くわしたかと言われると、滅多に無かったけど何回かはあったと思う。
ハイになって御機嫌な人は、オーガナイザー的には薬物を持ち込まれて非常に迷惑なんだけど、フロアの点火剤的な役割を果たしてくれるという意味では面白い存在だった。でもあくまで「御機嫌な人」ね。
全裸でフロアに乱入するとか奇声を発しながら目がいっちゃってるとかの「ラリってる人」は、本人は楽しくても周りのお客さんがドン引きしてして、パーティの雰囲気が台無しになるので迷惑でしかなかったな。いや、そんなことより、逮捕者でも出ようものなら会場に迷惑がかかるし、自分たちのイベントが出来なくなる「恐怖」の方が大きいので、「早く帰ってえ~、会場から居なくなって~」って願ってましたw。
ドラッグから生まれた音楽はドラッグをキメながら楽しむべきなのだろうか? それは違うと思う。
ドラッグの使用を前提で作られた音楽はドラッグ無しでは楽しめない? 残念ながらここは日本だし。試したければオランダとかでやるしかない。
欧米のグラブカルチャーを真似るのは結構だが、「クリミナル・ジャスティス・アクト」まで真似る必要はない。
と言うか、むしろソコは徹底抗戦してでも阻止しなければならないだろう。そのためには、パーティを提供する側も客も「ドラッグに頼らない楽しみ方」を目指してドラッグと距離を置く姿勢も必要なのではないかと思う。
ん~優等生的な発想で気持ち悪い?
いや、自分の身は自分で守る(=遊び場を死守する)意味でも、良い子にならなければならない時がいずれ来るかも。
もっとも、ハナからアンダーグラウンドを目指して潜伏するのなら構わないけど、ますますクラブカルチャーが異端扱いされる可能性もあるね。あ、もともと日本では異端だからいいのか。メインストリームに行く必要もない。
どうもこんにちわ。音楽の嗜好に年齢はあまり関係ないですよねw
私がクラブデビューしたのは30代後半からだし、自分でDJをやろうと機材を揃えたのは40代に入ってからだものw。クラブイベントで親子ほど歳の離れた若い女の子達と「この曲イイよね」って会話をするのは楽しかったなあ(笑)
ただ、伊達に年をくっていると若いもんに自慢できるのは「その時に俺は生きていた、その場所に居た、リアルタイムで体験した」という事実。と言うかそのくらいですがねw
Tommy Bolinは今回のエントリで紹介したディープパープルのラスト以外はYoutubeを貼り付けた「Bustin´ Out For Rosey」をエアチェックしたカセットが残っているだけなので、この機会にソロ作品やBilly Cobhamの「Spectrum」を仕入れてみようかと思いました。
こんな感じで70年代モノや比較的新し目なモノなどを書き散らかしていますので、またお越し下さいね。
これからもよろしくおねがいします。
んで自分の番が着た時に探知犬のハンドラーが何かの業界用語を検査官に話して、「すいません、ちょっとアチラの方に来ていただけますか」って、奥の部屋(窓無し)に連行されたんです。「犬が反応を示した以上、調べねばならないんです」との説明。
結局何も無かったんですが(←当然)、「動物である以上、ハッパ系の臭いだけで無く、犬にとって美味しそうな臭い、興味を引く臭いであっても反応するし、我々人間にはその違いは解らない」と。
ちなみに、アムステルダムからの帰国便の乗客は相当数反応するそうです。
吸ったり、または吸ってなくてもそうした場所に出入りして服に臭いが付いたりするせいで。
のりPの旦那、しねっ。
何でオメェみてぇな、嫁にヤク勧めるロクデナシな奴が結婚出来て、オイラが未だシングルなんだよ、ああぁ!?
「大麻は化学繊維産業発展の為のスケープゴートにされたんだ。本来はオーガニックな素晴しい植物なのにぃ!」野草愛好家談
いやいや俺は吸ってもいないし栽培もしていません。
「オイラが未だ(ry」って、結局ソコですかいw
僕はまったく同感ですけどね。
かのHardfloorが爆発的な人気を誇っていたころ(90年代中)、
あるインタビューのなかで
「日本のクラバーはノードラッグで盛り上がってくれるから、
自分たちの音楽がちゃんと聴かれたうえで、
受け入れられてるのが実感できるからすばらしい」
的なことを言っていました。
僕はタバコもドラッグしたことないですが、
実に誇らしいなーと感じたのを憶えています。
ノードラッグはもちろん当然なのですが、
結果的にドラッグの力を借りていたとしても、
最高な音楽は最高だと思いますし、
その意味においてのみ、クリエイターがドラッグを使うことを
頭から否定できないなーと思うのが僕の偽らざる心情ですねー。
もちろんいろんな迷惑とか被害とかがあるので、
ドラッグ自体はダメ、絶対。だとは思うのですが。
てか、こういうエクスキューズ自体がなんとも居心地が悪いです。
重度のジャンキーでオーバードーズの末、
コメディ番組で爆笑した拍子に逝っちゃったという
Chary Parkerの素敵すぎる死に方は正直あこがれでもあります。
彼の美しいソロにドラッグが貢献していたのは事実でしょうし、
その夭折ゆえにドラッグがなかったらもっと長い間活躍できたのかも・・・
とも思ってしまう矛盾(というか自分勝手?)は難しいところです。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。