「松浦雅也×CHAKAのPSY・S、オリジナル作がリマスター&紙ジャケで再発」 (CD Journal)
最近、中田ヤスタカが注目を浴びているので、元祖DTMヲタの松浦雅也が再評価されていると言う事なのか? いや違うな。俺みたいな中年コレクターに昔を懐かしんでCDを買わせようと言う魂胆であろう。
多分、買わないよ。だって、今回再発対象の音源は全部持っているもん。
俺の記憶が確かならば、松浦雅也は学生時代に宅録(*1)でYMOを完コピしたり、現在のデジタルサンプラーのさきがけとなったFairlight CMIが欲しくて、導入目的のためにCM音楽製作会社を起業した人。まさに元祖DTMヲタです。中田ヤスタカに通じるところはあると思う。
さて、PSY・Sだが、7作目のアルバム「SIGNAL」までは完全にハマっていた。LPだけじゃなくて、12インチシングルも買ったなあ。ハマったきっかけは、デビュー曲の「Teenage」に衝撃を受けたことによる。今まで聴いたことの無いソリッドで乾いた音で、「これがデジタルってやつなのか?」と言う、まさにそんな印象だった。そんな音に載るボーカルはCHAKAこと安則まみ。抑揚をおさえて感情を表に出さないクールな歌い方で、それでいて少年のような少女のような不思議な存在感のある声。(歌詞はコレ)
Perfumeのエレクトロ・ワールドを聴いて真っ先に浮かんだのが、実はこの「Teenage」だった。音のイメージ(疾走感たっぷりの、ソリッドで攻撃的なリズムトラック)と歌われている内容(思春期の焦燥感や不安感からの脱却とか)が似ている感じがしたので。
記憶をたどると確か1回観た事があるかどうかの「Teenage」のPV。監督は中野裕之。 ふざけ過ぎ。
あんなにハマっていたのに、何故聴かなくなったんだろう? ”Teenage”が収められたファーストアルバム「Different View」を含め、初期のリリースの数々が俺にとってドンピシャなモノばかりだったからね。
”景色”とか”私は流行、あなたは世間”とか。あと”Woman・S”とか、、、。
それだけ印象が強すぎたのだろうか? フォーマットがCDに移行した5枚目の「Non-Fiction」以降はワクワクする感じを味わえなくなってしまい、気が付いたらフェードアウトしていたよ。
しかし、現在の保有音源は殆どがアナログのLPだしな、劣化するしな。「Different View」のCDは欲しいかな。待て、策略にハマるもんか!
注釈:
(*1)宅録とは文字通り自宅で録音すること。マルチトラックのテープレコーダー等を使用して、楽器演奏やボーカルを多重録音で入れていって、楽曲を完成させる。自宅でできることは限られるので、かなりチープでアナログな方法。最近でもこんなことをやっているのはスネオヘアーくらいだろう。今ではDTMソフトやDAWソフトを使用してPC上で全てが完結できるようになった。アナログからデジタルへ移行したとは言え、オタクなイメージは変わらない。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。