先日、IEのブックマークを整理していた時のこと。
俺の場合、気になったワードをグーグルで検索した結果や、とりあえず残しておきたいリンクなどを、「その他」というフォルダを作って、その中に放り込んでいる。その後に頻繁に訪れるようになったサイトを、「音楽」とか「DJ関連」などのカテゴリー別のフォルダに移している。まあ、ずいぶんと前からこんなやり方をしている。
その「その他」フォルダの中に「Perfume Official Site」が入っている事に気づいた。ブックマークの日付は「2005/12/15」だった。自分自身、ブックマークを登録していた事実を忘れていたのだ。
ここは「音楽を中心とした独り言(または戯言)ブログ」であるが、Perfumeネタが多いね。(笑)
「リニアモーターガール」をきっかけにして彼女達の存在を知ったのは、前回の話のとおり。
CMデビューのニュースでPerfumeに再会するまでの1年半。自分でオフィシャルサイトをブックマークしておきながら、なぜPerfumeは「忘れ去られた存在」となっていたのだろう。
初めてPerfumeのオフィシャルサイトを訪れたときのトップページの印象は今でも鮮明に覚えている。リニアモーターガールのジャケットをモチーフにしていて、BGMが「♪リニアモーターガール♪」ってリフレインしていた。
そして、そこには3人の美少女がいて、その凛とした佇まいに息を呑んだ。
今、改めてジャケット写真を眺めると彼女たちの眼差しに惹かれたのかもしれない。
大本彩乃の好奇心旺盛な少年のような眼差し
樫野有香のあどけなさが残る少女の眼差し
西脇綾香の全てを見透かされたような大人びた眼差し
サイバーな世界を背景に、作り物ではないリアルな3人の少女の横顔。しばらくそのままトップページを眺めていたことを思い出す。
今思えば、そこで引き返せばよかったのだと思う。そうすれば俺の中で芽生えた「サイバーシティに棲む3人の美少女」の妄想を一人歩きさせることができたはず。「Perfumeのリニアモーターガールってイイよね」っていうひとつのネタとして楽しめたのかも知れない。
ところが、その先のページへ進んだときに、ひとつの現実が俺に突き刺さった。
「ビタミンドロップ」を始めとしたインディーズ時代のジャケット写真だ。
あっ、そうか。生身のアイドルだったんだ。
実は、そこで、今まで昂ぶっていた気持ちが少し萎えた。アイドルが嫌いなわけじゃない。っていうか、むしろ好きだ。なぜ萎えたかというと「40を過ぎたオヤジがいまさらアイドルかよ」って事だ。この世間体から来る過剰な自制心は、思いの他大きな壁なのだ。
そしてその後、「毒を食らわば皿まで」ではないが、一度足を踏み入れてしまったのだから、行き着けるところまで検索してみようと様々なサイトを渡り歩いてみた。そして、最終的に「燃える東京。萌えて冷却。」へ辿り着いた時、完全に気持ちが萎えてしまった。
アキバなのか、、、。
秋葉原がPerfumeを育てたことは紛れも無い事実であるし、インディーズ時代から彼女達を盛り上げてくれた「パフュヲタ」の皆さんにはリスペクトする。しかし、俺はアキバのあの「萌え文化」が生理的にダメなのだ。3頭身の瞳がやたらとでかい幼女のイラストやコスプレやメイド服を目の当たりにすると「あっ、ごめんなさい!」って感じで逃げ出したくなる。この溝は絶対に埋められないし、埋めたくないとも思っている。
結局、Perfumeが「アキバ萌え文化」のアイコンの一つであることが、俺の気持ちをPerfumeから遠ざけた大きな原因だった。
「リニアモーターガール」がすごく気に入っていただけに、「燃える東京。萌えて冷却。」はショックだった。
さて、今は、こうしてCDやDVDを入手するほど「Perfume」にハマってしまったが、これは前回の話のとおりで「コンピュータ・シティ」と「エレクトロ・ワールド」のPVをYahoo動画で観たのがきっかけだ。3人の可愛らしさもさることながら、耳なじみの良いメロディが俺の心を捉えたと言っても良い。
「コンピュータ・シティ」と「エレクトロ・ワールド」でようやく「アキバ萌え」の大きな溝を飛び越えることができた。それも、いとも簡単に。結局、エレクトロ3部作が大きなブレークスルーとなったのだ。
(これはまさに、「Black Perfume あばれ旅」の結末と同じじゃないか。)
一つ付け加えると、中田ヤスタカがPerfumeに関わっていた事は知らなかったし、彼のサウンドプロデュースがPerfumeを聴く事になったきっかけではない。さらに付け加えると、capsuleもほとんど聴いたことは無い。っていうか、実はiTuneミュージックストアで視聴はしても購入しなかったのがcapsuleだった。
しかし、中田ヤスタカの作る楽曲のすばらしさは特筆すべきである。ポップミュージックを創るプロデューサーとしては、最近の音楽シーンの中で最重要人物であることは間違いないだろう。
ただね、ちょっと一言、言わせていただきたいことがあるのだが、それは次回とする。
残念ながらアタシはまだTVで観ていません。しかーし、早速youtubeにアップされています。間違いなく違法だと思いますが、そこで初めて内容を確認しているアタシもアタシだな。
コレで彼女たちも全国区ですね。NHKでも流れているんだからねえ。
perfumeの皆さんは文句無く可愛らしいです。ええ、間違いなく萌える(笑)と思います。
さて、曲の方は以前からアナウンスされていたように「ポリリズム」ですね。バックで流れる「タタタタタ」って5連のフレーズが「ポリリズム」なのだな? あれ? そもそもボーカルパートにも2拍3連が入ってない? いや違うな。 3拍子+3拍子+2拍子でメロディーラインを構築していると見たが、いかが?
音の方は今作もハウス?だね。割と抑え目なようにも聞こえたが結構グルーヴは有るぞ。
しかし、あのCFを観てDaft Punkの「Around the world」を思い出したのはアタシだけではあるまい。perfumeのカクカクしたダンスと周りに居るグリーンマンだか知らないが怪しい人達。youtubeに違法にアップしている人達も問題だが、「Around the world」にそっくりなCFも問題になりそうだが? んなことないか。
Perfume - AC(Japan Ad Council) か、可愛い。(ゴクリ)
Daft Punk の Around the worldはこんな感じ
ACのこのCFに関してはperfumeは歌って踊っているだけなので「perfumeのPVか?」って言われても仕方ないね。
「ACのプロモーションとしては前回の方が良かったんじゃない?」と言う人も居るが、あれってAKB48の子達に「3R」の説明をさせているけど、説明が無いと何をしているのかがいまいち理解できなかった。そう考えると前回の「3R」は、視覚だけでしか情報が得られない耳の不自由な人たちにとっては不親切な内容。もっとも手書き風なコメントで「3R」を訴えているのがせめてもの救いだった。まあ、AKB48のファンにとっては彼女たちが全面にフィーチャーされていたので良かったね。
今回のACのテーマは「リサイクルマークがエコマーク」だからエコマークを確認して分別しているグリーンマン達が主役であり、彼らの行動が音声の説明無しで理解できないような内容だとダメな訳ですね。そう考えると、前回の「3R」と大差無いと思う。ただ、一部のパフュヲタの皆さんには大本彩乃さんがあまり写らないのが気に入らないみたいね。
さて、彼女たちはこの先何処へ行こうとしているのだろう。それよりも、秋葉原の路上ライブの頃から熱心に彼女たちを追っていたパフュヲタの皆さんは今の状況をどう見ているのだろう。
まあ、それについては、また次の機会で。
いやあ、久しぶりにアイドルにハマってしまった。20年ぶり? 40過ぎたオッサンがアイドルのCDを買ってしまったよ。
きっかけはYahooニュースのこの記事。
「NHKとAC!パフューム破格CMデビュー」
パフューム? どこかで聞いた名前だな。なんだっけ? あっ「リニアモーターガール!」
思い起こせば、今から1年半ほど前か? 2005年の秋だと思うが、TVから流れてきた「リニアモーターガール!」ってなんとも言えない可愛らしいボーカルとキャッチーなフレーズが耳に焼き付いてしまって、おそらくスポットCMでしょう。気になって気になって仕方なく、思わずググッてしまった訳ですわ。
で、そのときにPerfumeっていう女子高生3人組アイドルの事を知ったのですね。その当時は最終的に「秋葉原で打ち水イベントに駆り出されている」ところまでは確認できたんだけど、今のようにYouTubeも一般的じゃなかったから動いてる彼女たちを観ることもできず、結局そこで検索は終了してしまった。それからはずーっと記憶の片隅に追いやられていたわけね。
あれから1年以上経って久しぶりに「Perfume」って名前と再会したのが先週の6月23日のこと。で、また頭の中で「リニアモーターガール」が鳴り出したので、再度ググッてみた訳です。そうしたら、もういろんなものがヒットしてですね、片っ端から確認しました。
オフィシャルサイトから彼女たちのブログ、ネット上のいろんなテキスト、Yahoo動画からYouTubeに勝手にアップロードされたPVまで3時間位かかったかな? 没頭してPerfumeの足跡をたどった。で、その結果、今の俺が居る。
Perfumeについては手っ取り早くここを参照していただくとして、以下、私的レビュー。
彼女たちの楽曲をプロデュースしているのがcapsuleの中田ヤスタカ氏。
もともと広島のローカルアイドルとして活動していた彼女たちが、上京をきっかけに手を組んだのが中田ヤスタカだったわけだが、これが結果として大成功。
上京後の3作はインディーズからのリリースであったが、80年代テクノポップをベースに今風なエレクトロのエッセンスを加えた楽曲は、アイドルポップとしてもかなり完成度が高くどれも耳なじみの良い曲ばかり。ただね、40才を過ぎたおっさんにはかなり”こっぱずかしい”ッス。めくるめく乙女ワールドなのでなかなか手は出せませんね。
ところが、そんな恋を夢見るミドルティーンを過ぎたあたりから、メジャーデビューとともに路線変更を試みた。
その記念すべきメジャー1曲目が「リニアモーターガール」だったわけだ。やるなあ中田ヤスタカ。Perfumeを近未来少女と言う「コンセプトを持ったアイドルグループ」として再デビューさせたのだ。まあ「リニアモーターガール」自体は結構ゆるい系なイメージで、俺自身もそれだけでは触手が動かなかった。(踊っている姿は十分可愛いんだけどね)
おじさんがハマッたのはそれ以降のリリースからになる。
特に「コンピュータ・シティ」と「エレクトロ・ワールド」の2作にやられた。Daft Punkの「Discovery」(というかインターステラ5555?)への中田ヤスタカ的アンサーなのかと思ったり。(=そっちが松本零士のアニメなら、こっちはリアルな女子高生アイドルで行くわ!みたいな?)
まあ、それは冗談だが、少女から思春期を経て大人になってゆく彼女たちのひとつの区切りとして、ストーリーが描かれたのかとも思う。
「作為的に創られた街(コンピュータ・シティ)を無邪気に飛び回っていた少女たち(リニアモーターガール)も思春期の訪れとともに色んなモノの真実が見えはじめてきて不安になり、そしてそんな揺らいだ気持ちから発生した破壊衝動で自ら電脳世界(エレクトロ・ワールド)を崩壊させた」のだからね。
きっちりと作りこまれた世界観とそれを具現化する楽曲のすばらしさは、40過ぎのオッサンの心を揺さぶったね。
歌詞(というかフレーズ)が良い。
「絶対故障だ っていうかありえない」(コンピュータ・シティ)
「この世界 僕で最後の最後最後だ」(エレクトロ・ワールド)
それと無機質にエフェクトされたボーカルに歌わせる人称が「僕」と「君」であるところも感情移入しやすかったと思う。この時点でもう、AMAZON.COMへ直行だったわけだ。
さて、こうしてひとつのストーリーを完結させたPerfumeだが、その後の展開も中田ヤスタカはきっちりとプランニングしていたようだ。
もう彼女たちもこの春から女子大生。いつまでもアイドルをやっているわけには行かないだろう。そこで、「テクノ(アイドル)ポップ」「エレクトロポップ」と変遷してきたPerfumeが少女から大人の女性に移行するためのフォーマットとして選んだのが「ハウス」だ。
その第一弾が1STアルバムに納められた「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」だね。エレクトロハウスのエッセンスを取り入れたこの楽曲は大人への第一歩を踏み出す彼女たちにピッタリとはまったと思う。で、その後にリリースされた「Twinkle Snow Powdery Snow 」さらに「チョコレイト・ディスコ 」で明確な方向付けがなされたと思う。いままでこれほどまでに4つ打ちを前面に押し出したアイドルグループは居ないよ。これからは「ガールズ・エレクトロハウス・ユニット」で行こう。これはおじさんも大賛成。みんな女子大生でもうクラブにも行けるんだから、これからはフロアを意識して行こうよ。
ってことで、「中田ヤスタカによるチョコレイト・ディスコ Remix。 100名限定プレゼント」とかでは無く、本格的なアナログ盤の流通をお願いしる。
今回の購入
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。