今回も完全に出遅れですが、また凄い人を発見した。いや、恋しちゃったかも。
「そういや、Jeff Beckが来日するなあ」と思い、中高生時代を過ごした70年代に聴いた「第2期JEFF BECK GROUP」が大好きなオッサンはブログのネタ集めをしていました。
「最近のJeff Beckは、凄い女性ベーシストを起用してライブをやっている」と昨年あたりから話題になっていて、アタシもどんなプレイヤーか気になってはいたのですが、特にググる事もせずほったらかし状態。
イメージ的に身長が180cm位あってルックスもシェリル・クロウみたいな男前な感じなんだろうと勝手に想像していたんですが、昨日Youtubeを観て驚愕しました。
タル・ウィルケンフェルド - Wikipedia
www.talwilkenfeld.com
myspace
何やってたんかなあ。迂闊だった。完全に見落としていたよ。ホント、ダメダメだなあ。気になることが有ったらその場でググらないと後悔するね。
Jeff Beck - Cause We've Ended As Lovers (Crossroads 2007 Live)
Tal Wilkenfeld - Serendipity
どうですか?
オーストラリア生まれの22歳。
なんか、アメリカのハイスクールドラマに出てきそうな感じのキュートな女の子が、神の領域的オッサンプレイヤー達を向こうに回してベースを弾きまくる様の爽快さ。そのルックスとのギャップが織り成す何とも言えない感覚。面白いなあ。
「Transformation」 : タル・ウィルケンフェルド (->@TOWER.JP) (->iTunes) |
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Track List |
このアルバム、元々は2007年に自主制作されたモノらしいですね。今回、日本での知名度が上がって来たことから、国内盤が発売されました。(iTunesでも配信中)
さて、聴いた印象ですが、自分が最近のジャズ、フュージョンをあまり聴いていないので、現在の流れが全く読めていなくて申し訳ありません。割りとコンサバティブな感じなのね。ハード目でファンキーなジャズフュージョン。
ベースプレイヤーのリードアルバムだけどベース音がわりと抑え目です(*1)。スラップしまくる様な派手な演奏ではなく、一音一音を大切に指弾きしています。
彼女のベース音ですが、フレッテッドでありながらフレットレスを彷彿させる柔らかな立ち上がりの音を出していますね。おそらく手が小さいので弦を強く押さえられないからなのかな。でも、その音の特徴が彼女の個性でもあるし、それにジャコを思わせるような正確で細かいパッセージを弾く高度なテクニックを持っています。これでベース歴4~5年だそうです。安易にフレットレスや多弦ベースに音の多様性を求めるのではなく、4弦フレッテッドを弾きこなすことから生まれる音なんだろうな。
彼女の場合、テクニック云々よりも、色んな先人プレイヤーの演奏を相当聴き込んでいるな、という印象がありますね。貼り付けたYoutubeの「悲しみの恋人達 ('Cause We've Ended As Lovers)」でのベースソロを是非聴いてください。ちゃんと勉強していないとアレだけのフレーズを繰り出せませんよ。
それと度胸ね。
そんな彼女、今月のJeff Beck来日公演にツアーメンバーとして来日しますよ。アタシは当然行けませんが、参戦される方は是非彼女の印象などを聞かせてくださいね。
(って、ここのお客さんでJeff Beck好きって居るのかなあ)
注釈:
(*1) あ、やっぱPC+しょぼいスピーカーじゃ駄目ですね。少しはまともなリスニング環境(ってもしょぼいカーステだけど)で聴いたら印象が違いました。それなりに音が出てました。耳の老化現象は着実に進んでいます。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。