category:CD & Records Review
2009年は、前だけを見て新しい音楽ばかりを探求するよりも、過去にやり残して来た事に目を向けたいです。興味は有っても触手が伸びなかったモノをもう一度観てみたり、意識せずに素通りしてきた後に何か重要なきっかけになるものが残されていないか確認の為に後戻りをしてみたりとかね。
オッサンになるとバッファ容量が少なくなるので、色んな事を漏らしてしまいます。もったいないですからね。一期一会を大切にしないと。
「サカナクション」 (http://sakanaction.jp/main.html)
昨年から良く目にしていた名前ですが、視聴する機会が無くてそのまま素通りしていたんですね。
正月明けにiTunes Storeで目にした「ネイティブダンサー」の先行配信バナーを見て、mariotownさんが2008年のアルバムベスト3にサカナクションの「NIGHT FISHING」を選んでいたことを思い出して、そのバナーを何気にクリックしたことが全ての始まりでした。
気が付いたら「ネイティブダンサー」をダウンロード購入して、ニューアルバム「シンシロ」をタワレコで予約していました。
なんだろうこれ。テクノ・ハウス・エレクトロをベースにした、要するにクラブ世代のロックバンドだな。
90年代ってヒップホップとロックのミクスチャーが一世を風靡してスタイルを確立したけど、2000年以降はやっぱりコレ(=四つ打ち系ミクスチャー・ダンスロック)なんだろうな。生まれるべくして生まれてきたロックバンドと言うか、間違い無くこれは世界的な潮流なのだろう。
色んな四つ打ち系バンドが居るはずなんだけど、今までソッチ方面にはアンテナを向けていなかったので情報をキャッチする機会があまり無かったな。だから、今、妙に興奮していますね。それは、THE MUSICに出逢った時や、くるりの「ワンダーフォーゲル」や「ワールズエンド・スーパーノヴァ」を初めて聴いた時と同じくらいのものだ。
昨年、Friendly Firesを聴いた時には感じなかった、この妙な高揚感の正体はなんだろう。ザゼンの四つ打ちはファンクネスな変態性を覆い隠す為の「フリ」だと思うのでソレとはだいぶ趣が違う。
アタシの記憶に残っている感覚に照らし合わせると、例えば、スーパーカーとくるりがやり残してしまって、ひょっとしたら後悔しているかもしれないオモシロイ事を、「こんなのはどうでしょ」って見せてくれるというか。「テック・ハウスという言葉があるんだからテック・ロックという言葉が有っても良いよね」って言うか、そんな感じがした。
サカナクションはバンドの音として全般的に「うるさくない」ってのが良いです。それはボーカル山口一郎の歌声にも言える事なんですが、イイ感じに力が抜けていると言うか。「ちゃんと歌詞を聞き取ってやろう」という気にさせてくれる。あ、多分それだけでバンドの方向性として半分以上は成功しているかも。日本語で歌うJ-POP系アーティストで歌詞を確認したくなったのはキリンジ以来でしたもん。
収録曲では「ネイティブダンサー」がずば抜けて良くて、おそらく2009年の俺的ベストトラックにノミネートされるのは間違い無いですが、それ以外の楽曲もなかなかです。繰り返し聴いているうちに心に馴染んでくる。哀愁感の漂う、なんだか曇り空な風景が見えたりもするんだけど、それが妙に居心地良いと言うか。
雪国育ちの共通(共感)点なのか?
「シンシロ」<期間限定価格盤>:サカナクション (->@TOWER.JP) |
|
Track List |
なんだろうこれ。テクノ・ハウス・エレクトロをベースにした、要するにクラブ世代のロックバンドだな。
90年代ってヒップホップとロックのミクスチャーが一世を風靡してスタイルを確立したけど、2000年以降はやっぱりコレ(=四つ打ち系ミクスチャー・ダンスロック)なんだろうな。生まれるべくして生まれてきたロックバンドと言うか、間違い無くこれは世界的な潮流なのだろう。
色んな四つ打ち系バンドが居るはずなんだけど、今までソッチ方面にはアンテナを向けていなかったので情報をキャッチする機会があまり無かったな。だから、今、妙に興奮していますね。それは、THE MUSICに出逢った時や、くるりの「ワンダーフォーゲル」や「ワールズエンド・スーパーノヴァ」を初めて聴いた時と同じくらいのものだ。
昨年、Friendly Firesを聴いた時には感じなかった、この妙な高揚感の正体はなんだろう。ザゼンの四つ打ちはファンクネスな変態性を覆い隠す為の「フリ」だと思うのでソレとはだいぶ趣が違う。
アタシの記憶に残っている感覚に照らし合わせると、例えば、スーパーカーとくるりがやり残してしまって、ひょっとしたら後悔しているかもしれないオモシロイ事を、「こんなのはどうでしょ」って見せてくれるというか。「テック・ハウスという言葉があるんだからテック・ロックという言葉が有っても良いよね」って言うか、そんな感じがした。
収録曲では「ネイティブダンサー」がずば抜けて良くて、おそらく2009年の俺的ベストトラックにノミネートされるのは間違い無いですが、それ以外の楽曲もなかなかです。繰り返し聴いているうちに心に馴染んでくる。哀愁感の漂う、なんだか曇り空な風景が見えたりもするんだけど、それが妙に居心地良いと言うか。
雪国育ちの共通(共感)点なのか?
PR
calendar
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
category
link
a latest story
(05/27)
(05/20)
(04/30)
(04/22)
(04/15)
(04/03)
(03/31)
(03/25)
(03/03)
(02/29)
comment
[01/13 LSTD]
[01/12 monch71]
[01/05 pletcherizm]
[11/18 NEX-5]
[11/12 NEX-5]
a search in the blog
Last.fm
@TOWER.JP
AMAZON
Fujisan.co.jp
ZOZOTOWN
profile
HN:
LSTD
性別:
男性
職業:
不良中年
趣味:
妄想
自己紹介:
音楽好きな痛い中年オヤジが、妄想に基づいた稚拙な文章でお送りする「よせば良いのに」的ブログ。
困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。
困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。
counter
access analysis
Copyright © 今週の俺がダメダメ All Rights Reserved.