Talちゃん来日記念、もとい、Jeff Beck来日記念エントリです。
Talちゃんの、あ、いやJeff Beckのライブを体験出来ない、「悔しい思い」をぶつけてみました。
ってか、オッサンの昔語りでスイマセン。
Jeff Beckの曲を初めて聴いたのは小学生の頃です。我が家に4チャンネルステレオという画期的な家電がやって来た70年代初頭の頃です。で、そのステレオの(多分)おまけで付いてきた4チャンネルオーディオ用のサンプルLPにJeff Beckの「Going Down」が収録されていました。それがJeff Beckとの出逢いであり、少年と洋モノロックとの遭遇でした。その時期と前後して、ラジオでStevie Wonderの「迷信(Superstition)」を聴いたことで洋楽に目覚たのですが、この辺は自分でも因縁を感じずには居られません。(詳細はStevie Wonder(Wikipedia)の豆知識を参照。)
私にとって、音楽体験の起点はStevie WonderとJeff Beckだったんですね。
さて、Jeff Beckの音楽史は、The Yardbirds ~Jeff Beck Group (1st, 2nd ) ~ Beck, Bogert & Appice ~ ソロ(~現在)となるのですが、今日は第2期Jeff Beck Groupの音源を集めてみました。
Jeff Beck Groupは「第1期」と「第2期」に分けて語られる事が多くて、これは構成メンバーと音楽性の特徴から便宜上使用される呼び方です。
「第1期」ではヴォーカルにRod Stewart、ベースにRonnie Wood(現 The Rolling Stones)を迎えて、いかにも60年代後半的なブルース・ロックをやっていました。当然、その頃のことは私は判りません。
「第2期」になると、黒人音楽からの影響をモロに受けたファンク・ロックを展開。Jeff Beckとの出逢いのきっかけである「Going Down」も「第2期」の楽曲です。
Jeff Beckの音源は当時のFM番組からエアチェックしたショボいカセットテープが殆どだったのですが(*1)、この第2期Jeff Beck Groupだけは大人になってからCDを買って音源を補完しました。(失われた過去を取り戻す作業の始まりです。)
第2期のメンバーは
Jeff Beck (G)
Bobby Tench (Vo,G)
Max Middleton (Key)
Cozy Powell(Dr)
Clive Chaman(B)
というラインナップ。
このバンドのキモはCozy Powellのドカドカ鳴るドラムと、Max Middletonの気の利いたプレイに、Clive Chamanの渋いランニング・ベース、そしてBobby Tenchのソウルフルな歌声ですね。要はメンバー全員がイイんです。
あれ、Jeff Beckは?
いや、周りのメンバーがJeff Beckの音を引き出し、さらに引き立てているようにさえ感じるんですよね。
特にMax Middletonのピアノとフェンダー・ローズがJeff Beckの尖ったギターと実に上手く絡むんです。
Jeff Beckのwikiをご覧頂くと解ると思うのですが、自分の我侭からバンドのメンバーと衝突して何人ものミュージシャンをクビにしてきたJeff Beckが、同じメンバーで2年に渡って活動し、オリジナルアルバムを2枚もリリースするなんて奇跡ですからね。
でも、結局、第2期を始める前にプランを立てていて実現しなかったTim BogertとCarmine Appiceとのバンド結成の夢が忘れられず、彼等と組むためにこのバンドは空中分裂してしまいます。しかし、Max Middletonに対する信頼は厚かったのか、その後ソロなってからの「Blow By Blow」「Wired」という歴史に残る名盤に参加しています。
Ice Cream Cakes | Highways |
Going Down |
New Ways / Train Train |
Definitely Maybe
「Rough and Ready」 : The Jeff Beck Group (->@TOWER.JP) |
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Track List |
「Jeff Beck Group」 : The Jeff Beck Group (->@TOWER.JP) |
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Track List |
Jeff Beckをよく聴いたのは第2期 ~ Beck, Bogert & Appice まででした。ソロになった75年以降は急速にジャズ色が強まり、インストゥルメンタルがメインになっていきます。ロックの新たな方向性を示て、歴史的な名盤「Blow By Blow」や「Wired」をリリースし、攻撃的でカッコ良いプレーを展開しては居ましたが、付いて行けたのはその辺りまで。80年代以降は聴かなくなってしまいました。
ただ、還暦を迎えてお爺ちゃんになっても「妙な枯れ方」をするのではなく、音の尖り具合にさらに磨きを掛ける辺りは、間違いなく「人間国宝」級だと思いますね。
さて、DVD「Live at Ronnie Scott's Jazz Club」を予約するかな。
注釈:
(*1)今回、地元のTSUTAYAでCDを借りまくりました。70年代のアルバムが意外と豊富。
(*2)『ドラマーのサイモン・フィリップスによれば「彼は自分では曲は書きません。彼はソロ・アーティストなんですが、音楽を創るには他の人達に依存せざるを得ないんです」 』 via.ジェフ・ベック(Wikipedia)
追記:
こんなのを見つけたので貼っておきます。
「Talちゃんとその仲間たち」、いやいやJeff Beckの公演は楽しかったです。ステージは遠いし、双眼鏡覗いてばかりいるわけにもいかなかったので、あまり表情はわからなかったのですが。でも、TalちゃんやJeff Beck目的で行ったはずなのに、カリウタばっか観ていた気が。とにかく手数が半端なくて、狂っているとしか思えませんでした。
「お前いったいなに観に行ったんだ」という感じですが(笑)、真っ白な衣装に真っ白のストラト抱えて、1時間20分ほぼぶっ通しでガン弾きするJeff Beckはとても64歳とは思えず、やっぱカッコよかったですよ。
Talちゃんについては、アタシもファン歴6日(笑)
年を取ってもなおも冴え渡るプレイを披露できるミュージシャンって、やっぱ常日頃から研鑽しているのでしょうね。芸事とはそういう事だもの。カリウタも人間国宝。
ひょっとしたらカリウタはタルを育てたいのではないかなと思いますね。カリウタ&タルのコンビでこれからもカッコいいパフォーマンスを披露して欲しいですね。
それと、タルちゃん、ノーブラはいけませんよ(笑)。おっさん達には刺激が強すぎる。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。