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独り言だったり妄想だったり。 単なるメモだったり、、、。 by LSTD
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とっくに旬を過ぎてしまいましたが、とりあえずレビュー。

初聴きした印象を思い出してみました。

「精度が上がった」

そんな感じがしました。何の精度かというと、音の感触だったり、楽曲の構成やアレンジだったり。
バンドとしての成長がみられるとか纏りが良くなったとかじゃなくて、アルバム4作目にして「サカナクションとしての精度が上がった」と。何が言いたいのか良く解りませんが、漠然とそんな感じがしました。
ホント相変わらず意味の無いレビューでスイマセン。


アルクアラウンド



目が明く藍色




kikUUiki<初回盤> (->@TOWER.JP)

Track List
1. intro = 汽空域
2. 潮
3. YES NO
4. アルクアラウンド
5. Klee
6. 21.1
7. アンダー
8. シーラカンスと僕
9. 明日から
10. 表参道26時
11. 壁
12. 目が明く藍色
13. Paradise of Sunny (Extra Track)


発売日:2010年03月17日
フォーマット:CD
構成数:1
製造国:国内
レーベル:ビクター
規格品番:VICL-63556

基本的には今っぽいダンサブルな4つ打ちロック。しかし、サカナクションの肝は和風なヨナ抜きメロディと文学的な詩の世界だと思っているので、むしろコレは70年代直系のプログレッシブ・ロックなのではないかと。
『一触即発』期の四人囃子(*1)が35年後にタイムスリップしてクラブカルチャーと出逢ったのがサカナクション。と、あえて言わせていただく(適当・笑)

今回のアルバムで気に入っているのは、
*アルクアラウンド : これぞ日本のロックという感じ。でもメロディはアレだけど歌詞の微妙なニュアンスは欧米人には伝わらない気がする。
*表参道26時 : なんか、バブル期のJ-歌謡風味で逆に新鮮。
*目が明く藍色 : コーラスワークが冴えわたる。今時このようなボヘミアン・ラプソディ風なロックシンフォニーをやろうとする発想自体が前世期プログレだ。(*2)

楽曲のキャッチーさから言えば前作の「シンシロ」を超えていない様にも思われますが、今作の「kikUUiki」は作品としての完成度の高さが感じられて、普通に良いアルバムだと思います。バラエティに富んだ内容で単なるダンスロックなバンドで終わっていないあたりが懐の深さを感じさせるし、なによりサカナクションとしての精度が上がっています(くどい・笑)。



注釈:
(*1)  ひょっとしたらNSPかもしれん。案外これはフォークなのかも。
(*2) そう言えば以前のアルバムにも合唱風やロックシンフォニー風な楽曲がありましたね。サカナクションはこういうのが好きなんだね。

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実はね…
今晩おれは一杯入って調子に乗り、アルクアラウンドを大きな音で聴いていたんです。そしたら今年大学に入ったばかりの息子がそれに激しく反応しました。コレまでも様々な音源を大きな音で再生してきましたが、あからさまに反応したのは初めてです。サクナクションにはなにか理屈を超えたサムシングが有るのかも知れません。それは俺が、「そうあって欲しい」と思っているものではなく、単に「声」が好きとか「歌詞が共感できる」とかかも知れないが。
kumagoro1953 2010/05/01(Sat)00:48:49 Edit Top
無題
>kumagoro1953さん
息子さんはなかなか良い音楽体験をされていると思いますよ。
私は車の中で親父から映画音楽とタンゴやフォルクローレなどの南米音楽と日本の民謡ばかり聴かされましたから。その反動で10代の頃はその類の音楽があまり好きになれませんでした。
好きでも嫌いでもそれがどんな理由であれ「反応がある」事は良いと思います。それが体験として積み重なって行くわけですから。
最近、ウチの倅に子守唄代わりにドミューンで流れるクラブミュージックを聴かせてますけど、どうなりますやら。
LSTD 2010/05/02(Sun)10:38:08 Edit Top
タンゴかぁ(遠い目)
次のエントリが上がっているのに亀レスで申し訳!
私の親父も日曜日毎にタンゴのレコードを鳴らして悦に入っていました。母親はピアノ曲中心の室内楽のレコードを。
そんなこんなで、やはり10代の頃はその類の音楽が受け入れられませんでした。
ご子息が大人に成られたとき、幼少の頃LSTDさんが成らしていたドミューンから流れる音楽のことをどう思い起こされるか楽しみです。
kumagoro1953 2010/05/03(Mon)02:20:28 Edit Top
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