このブログでもさんざん取り上げているので、新鮮味に欠けてしまった? そんな事は言わないで。
過去の音源をまとめた「CHERRYBOY FUNCTION EARLY WORKS 1999-2002」が11/24にリリースされるのでエントリを上げるなら今のうち。そこで今回ヘビロテで取り上げてリコメンドしておきます。
常にジャパニーズ・アンダーグラウンド・エレクトロなシーンにアンテナを向けている人なら、発売された5月の時点で既にチェック済みだと思いますが、Perfume繋がりでニコニコに上がっていたポリリズムとThe Endless Loversのマッシュアップ「The Endless Polyrhythm Lovers(KGS MUSHUP)」でCHERRYBOY FUNCTIONの音に初めて触れて気になってしまったアナタ。乗り遅れないように今がチャンス。是非お薦めします。ってかKGS(関西ガンジャ世代)氏thnx。また一つ新しい世界の扉が開いたよ。
さて、CHERRYBOY FUNCTIONのこのアルバムを聴いて感じたこと。
「懐かしさ」
Perfumeのメジャー以降の楽曲で「懐かしさ」を感じなかった私も、この「Something Electronic」では懐かしさを感じた。
なぜ「懐かしさ」を感じたのか。それは、90年代が終わりに近づき、新世紀へのカウントダウンが始まりかけた頃。みんながアホみたいに飛び跳ねて両手を上げて盛り上がっていたそのフロアで掛かっていた曲のような、そんな匂いを感じ取ったから。約10年前だよ。その頃テクノにはメロディーと展開があったし、曲調は今よりももっとアッパーで尖っていた。
今テクノっていうと、ミニマルとかクリックが主流で、自宅でリスニングしていてもちっとも上がらない。やっぱ田中フミヤとかJeff Millsに来て回してもらう? 「有り得ねーし。だったらクラブへ行けよ。」 ですよね。
今年、エレクトロ界最大のリリースだった(筈)の「Chemical Brothers :We Are The Night」や「Underworld : Oblivion with Bells」を聴いても以前ほどワクワクする事が出来なくなってしまい、自分でもどうしたものかと悩んでしまった。
ところが、この「CHERRYBOY FUNCTION : Something Electronic」は最初から最後まで全く飽きさせることもなく、時間の経過も忘れて一気に聴く事が出来た。完全にツボりましたね。
全体的な印象として音が明るいね。それもキラッキラな明るさではなく、様々な色のカラーボールが一気に弾ける感じ。イメージとしてはまさにコレだ。
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でも明るさの中にも、どこか「ひねたシニカルさ」が感じられるからこそ、捻くれ者で天邪鬼な私にフィットしたのだろうな。
「Something Electronic」 : CHERRYBOY FUNCTION |
「Something Electronic」 : CHERRYBOY FUNCTION (=> @TOWER.JP)
ただ、致命傷が一つだけあって、「The Endless Lovers(MC505 Ver.)」の始まり部分を聴くと、西脇さんが「とてもだいじなー」と歌っている映像が目に浮かんでしまうのだ。これは間違いなく病気だと思う。
(本日のBGM:なぜか「ポリリズム」Perfume)
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。