今年の8月に発売された、JazztronikによるDefectedの音源を使ったMIX-CD「In The House」。
そのDISC-1に、Defectedらしいソウルフルなグルーブを持ちつつも、どこか異質なテイストが印象に残る曲がありました。
今回のヘビロテは、その曲、Kings of Tomorrow「6pm (Simon Grey Synthesizer Mix)」です。
「異質」な感じはどこから来るのだろうと、色々と思い巡らせ、奥行きも無く底の浅い引き出しの中から探り当てた仮説が「コレは70年代後半のフュージョンじゃないのか?」って事でした。
これは、以前アップしたエントリ『「Brother to Brother」:Gino Vannelli』とリンクするんですけどね。
興味が有る事はとりあえずかじってみたくなるというのが、私の悪い癖。iTunesでDefectedレーベルを配信しているのは知っていたので、iTunes Storeで「Kings of Tomorrow」を検索してみました。
有りましたよ。早速「6pm EP」をMIX違いも含めて聴いてみたところ、この「異質なテイスト」はリミキサー・Simon Greyの仕事である事が判明。
Simon Grey (http://www.clubberia.com/Artist/Detail/?id=1349)(clubberia)
なるほど、clubberiaに掲載されているプロフィールを見ると「ジャズ・ピアノに傾倒。フェンダー・ローズ、ハービー・ハンコック、木目調のアナログ・シンセ達」と言ったキーワードが。これはそのままズバリ70年代後半に一世を風靡したフュージョンのムーブメントに見事に繋がる。(そうか、ハービー・ハンコックだったのか。)
「6pm (Simon Grey Synthesizer Mix)」を最初に聴いたときに感じたのは、「Brand new heaviesやIncognito(Simon Grey自身もツアーに参加している)あたりのUKソウルに70年代後半のフュージョンを足してかき混ぜて、ハウスの枠組みにきっちりと丁寧に収めてみようとしても、どうにもはみ出してしまう異質な部分が、妙に引っかかるし何かカッコいいなあ。」って事でした。
コード進行の唐突さや、ブレイクの後に入る印象的なモチーフだったり、それは見事としか言いようが無い。
「6pm」:Kings of Tomorrow 1. 6PM (Original Mix) |
さて、この1曲でKings of TomorrowではなくSimon Greyに興味を持ってしまった私。
このCDを発注したのは言うまでも無い。本末転倒?
(BGM 「6pm (Simon Grey Synthesizer Mix)」:Kings of Tomorrow)
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。