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独り言だったり妄想だったり。 単なるメモだったり、、、。 by LSTD
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いわゆる「クラブ系」な音楽との出会いについて、メモを残しておこう。

99年の夏、俺は嫁と苗場に居た。初めてFuji Rock Festivalが苗場に来た年だ。
その当時、俺は完全なロックオヤジで、その時の目当ては「Hi-STANDARD」と「RAGE AGAINST THE MACHINE」だった。嫁の方はと言えばUKエレクトロからオルタナ系まで何でも聴くリスナーで「UNDERWORLD」と「CHEMICAL BROTHERS」と時間が有れば「KEN ISHI」と言った感じでスケジュールを組んでいた。

先ず、1日目の目当てであった「Hi-STANDARD」でひとしきり盛り上がったあと、夕食後にどのアーティストを観るか相談。ここで問題が生じた。それは「RAGE AGAINST THE MACHINE」と「UNDERWORLD」の時間がかぶっていた事だ。当然俺としては「RAGE AGAINST THE MACHINE」を観たかったのだが、嫁の説得に折れて「グリーンステージでレイジを1曲だけ楽しんで、その後ホワイトステージのUNDERWORLDへ直行する」事になった。結果として、その行動がその後の俺の音楽の嗜好を決定付ける事になる。

グリーンステージでの「RAGE AGAINST THE MACHINE」は登場する前から会場は異様な雰囲気で、恐ろしいほどの緊張感に包まれた中で1曲目がスタートした。ガーンと音が出た瞬間、身体が震えた。まあ、それはいいや。今回は別の話だ。
さて、約束どおり1曲終わった後で、ホワイトステージまでの道程を急いだ。後で判った事だがこの行動は正解だった。俺らが会場に入った後で入場規制がかかったからだ。

よし「UNDERWORLD」だ。事前に嫁のCDを借りて音は確認していたが、当時の俺はUNDERWORLDについて、「トレインスポッティングに楽曲を提供していた」くらいの知識しか持っていなかった。なので自分自身楽しめるか不安だった。
ところが、ステージが始まり、シンセ音とエレクトロビートで会場が埋め尽くされると、次第に俺の意識に変化が芽生え始めた。初めて体験するビートの嵐と心地良い高揚感。気が付くとその場で飛び跳ねていた。すっかりノックアウトされてしまった。本当に貴重な体験だった。その時俺らが目にしたステージはDVDでリリースされているので、今でも観る度にその時の感動がよみがえる。(ただ、一つだけ残念なのは「ダレン・エマーソンが居たUNDERWORLD」を観たのがそのステージで最後だったと言う事だろう。)
それ以来「エレクトロ」は俺にとって大切なアイテムの一つとなった。

そして、その年の冬、俺はあるアートイベントに参加していた。自作のデジタル・フォトグラフの展示を2次元平面の他に、VJソフトウェアを使ったモーショングラフィック映像としてプロジェクタで投影して行っていた。当然、BGMはUNDERWORLD と CHEMICAL BROTHERS だ。その光景を見ていたイベントオーガナイザーに声をかけられた。
「私のオーガナイズしているクラブイベントでVJとして参加してもらえませんか?」
「面白そうですね。やってみようかな。」

きっかけは何でもない。ちょっとした興味からだ。2000年2月からVJとしてクラブイベントにレギュラー参加することになった。その当時、新潟でVJをやっているチームは幾つかあったが、まだまだ目新しい存在だった。特に俺は一人で一晩中やっていたので結構大変だった。だが、参加していたイベントは3人のタイプの違うDJがハウス、テクノ、R&Bからロックまで何でも回して、バニーガールやドラッグクイーンが居たり、ライブパフォーマンスがあったり、アートな空間演出があったりと一風変わったイベントで面白かった。なにより、一回り以上歳の離れた世代との夜遊びは楽しかった。
そんな中で、特に「ハウスとテクノ」は俺に着実に入り込んできて、身体の一部分を支配し始めた。完全に嗜好の一部となった。

そのイベントは2年ほど続いた後にクローズしたが、その期間に知り合ったDJやVJとの間で出来たコネクションで様々なイベントに参加させてもらった。
特に記憶に残るのは、とあるイベントで松浦俊夫氏(当時UNITED FUTURE ORGANIZATION)のDJに合わせて映像を回した事。その夜の彼のDJスタイルはまさにワールドトリップでブラジリアンテイストのラテンナンバーからニューヨーク・ハウス、ヨーロピアンなラウンジサウンドかと思えば、ドラムンベースに移行したり、アフリカンなトライバルサウンドが割り込んだりと、合わせる映像に困るほどにバラエティ豊かで全く飽きさせない。プロフェッショナルな仕事ぶりに感動しきりだった。
そして最後の最後で「Remixまで終了していたのに諸般の事情でリリースできなかったゲームソフト「スペースチャンネル5」のテーマ”Mexican Flyer 松浦 Remix”を掛けます」と自らアナウンスして回してくれたのだが、実は「スペースチャンネル5」の著作権ギリギリなVJ映像ネタをたまたま持っていて、自分でも最高に興奮するコラボレーションが出来た事が一番の思い出。

あれからもう何年も経って、今はクラブから足が遠のいているが、一つのきっかけでまた変わり始めている。
今年、VJをやっていた頃から興味のあったDJを始めた。家を持つことになったのだが、せっかくなので知り合いの建築家に依頼して「DJブースのある家」を建てたのだ。
ローン返済はキツイが、今はシスコレコードのサイトで在庫をチェックする毎日が楽しい。

って、誰に聴かせる訳でもないんだけどね。

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音楽好きな痛い中年オヤジが、妄想に基づいた稚拙な文章でお送りする「よせば良いのに」的ブログ。

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