季節は春。桜も見頃を過ぎた頃。
人気の疎らな昼下がりの公園。雲の切れ間から差し込む柔らかい陽の光。
風にそよぐ桜の枝。ひらひらと風に舞う桜の花弁。
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今回のヘビロテはagoriaの「Les Violons Ivres (Exteded Version)」です。
冒頭の文章は季節はずれですが、ジャケットのアートワークと楽曲から連想される情景です。
極めてシンプルでしっかりとしたボトム。風に舞うように鳴るエレクトロなシンセ。そして、切ないほどに耽美なストリングス。ひとしきり盛り上がったフロアで、ラストの仕上げにこの曲が流れ出したら、感極まって泣いてしまうかもしれない。
agoriaを「フレンチ・デトロイト」と解説している人が居ましたが、言い得て妙だと思いますね。デトロイト・テクノのストイックな感じとフレンチ・エレクトロのポップでありながらもどこか切ない感じが上手く融合していると思います。
シスコレコードのサイトで初めてこのレコードのジャケット写真を見たときに、即「ADD TO CART」をクリックしそうになりました。一目惚れ。そう、ジャケ買いです。ちょっと待って、試聴できるじゃないですか。聴いてみようよ。(*1) 早速「Les Violons Ivres (Exteded Version)」を試聴して「間違いない。コレは買うしかない。」と。
でも、レコード1枚だけで送料630円ってものね。そこで、他の音源をあれこれ物色しているうちに品切れになってしまったのですね。OTL
で、先月末にようやく我が家に届きました。届いたその日から毎日の様に聴いております。本当に素晴らしいです。楽曲のクオリティ、ジャケットのアートワーク、そして全体の質感。全てにおいてレベルが高く、私が今年入手した音源の中で今のところ最高位に居ます。ひょっとしたら「あの世に持っていきたい1枚」になりそう。
今後、「ポリリズム」を始めとして注目のリリースが続きますが、agoriaの「Les Violons Ivres」が評価の基準になることは間違いないですね。
「Les Violons Ivres」:Agoria 1.Les Violons Ivres Exteded Version 結構音圧が高いです。特に「Les Plastiques Ivres」はターンテーブルとアームおよびカートリッジのセッティングをシビアに行った後に、適度の針圧を与えてあげないとカートリッジが暴れてまともにリスニングできません。溝の凹凸のギャップが大きいのでしょう。最初はまともに音が出なくて焦りました。 |
agoriaのmyspaceで曲を聴く事が出来るので、興味のある方はどうぞ。
ところでagoriaのアーティスト写真は変です。DAFT PUNKと言いPepe Bradockと言い、私のアンテナに掛かるフランス人って変な人が多いなあ。
ちなみにジャケットのアートワークはBenjaminBrard。ここでジャケット裏表とレーベルを観る事が出来ます。
さて、エレクトロ・ハウスの後は「Rei Harakami - Joy」に繋ぎます。
注釈:
(*1)このジャケットのまま内容がデスメタルとかノイズパンクだったら購入していたのか? んー、そう考えると微妙だが、たぶん買うと思う。基本的にジャンルは関係無く、楽曲が良ければね。趣味と合わなかったら悩むところだけど、、、。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。