ここの所、入手した音源のレビューが何一つ出来ないまま「GAME」祭りに突入してます。すっかりタイミングを逃してしまいました。
「QUEST」 : SPECIAL OTHERS
「Dots And Spaces」 : Foog
「Silver Moon」 : Calm
気に入っていてヘビロテなんだけど、レビューを書くタイミングを逸してしまいました。でもそのうち「何故に?、この時期に?、今更?」な頃合でエントリをアップしますね。そんなダメダメな人だから。あ、多分このラインナップに間もなくカエラとキリンジも仲間入り(笑)
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さて、「THE UNITED COLOR」 : KENSHUです。以前のエントリで「Word Is Life Feat BENU」をレヴューした際にKENSHU氏御本人にコメントを頂きました。有り難う御座いました。こんな辺境のブログを発見して下さってビックリしましたよw
その時に頂いたコメント『今度のアルバムはHiphopからnujazz、Drum'nbaseまでになってしまいました』がかなり気になりまして。「Word Is Life Feat BENU」のジャジーなトラックがめちゃくちゃカッコよかったので、あのテイストでDrum'nbaseはどんな感じだろうって、凄く期待してた。で、正直言いますよ。
予想の上を行っていた。コレはイイ。
何て言ったら良いのか上手い表現が見つからないけど、ブレイクビーツ、ハウス、ジャズ、ドラムン、さらにエレクトロまで、KENSHU氏が自分の体の中に取り込んだ様々なグルーヴをぐるんぐるんにかき混ぜて取り出して、その上にHiphopのエッセンスを加えて出来上がった「ミクスチャーHOP」って言うか、そんな感じ。
R&Bから2STEPぽいもの、さらにドラムンとバラエティに富んでいて聴いていて楽しい。それと一貫して感じられる「Hiphop」への強いこだわりと「Jazz」への畏敬の念。音的にはFlowerRecords時代のjazztronikや、2000年前後のMONDO GROSSOを連想させる部分も有るけど、「懐古的なニュアンス」ではなく「今ならコレでしょ」と思わせる説得力というか、そんなセンスがある。
トラックの纏め方もとてもバランスがよくて、無駄が無いし、凄く高度な事をサラっとやっている感じさえする。
「THE UNITED COLOR」 : KENSHU (->@TOWER.JP) |
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1.INTRO |
この時期に「THE UNITED COLOR」と「GAME」を交互に聴いている人は、アタシとmagma890さん(http://d.hatena.ne.jp/magma890/20080419)以外は居ないと思う(笑、いやもっと居るだろ?)
けど、面白いよ。
中田ヤスタカの音ってPerfumeに限って言えば「3人の声の個性に負けないような強くて粒がハッキリしている音」が特徴だと思う。それにミニコンポやPCを前提に作られたような良くも悪くもJ-POPの音(*1)だし。だからガッツリ聴いていると疲れるし、うるさく感じることもある。
それに比べるとKENSHUの場合は聴いていて疲れない。バスドラなんてドスンって来るし、ベースも下半身に響く重厚さなんだけど、うるささを感じなくて疲れない音。それは狙っているところが違うので当然だ。
なので、交互に聴いているとメリハリがあって良い。自分自身のバランスが取れる感じね。
(BGM 「陽炎 ~Original mix~ feat Aliya Miharu」 : KENSHU)
追記:
タワレコ1,500円か。iTSと殆ど変わらないなあ。失敗した。CDにすれば良かった。
注釈:
(*1)この表現が正しいかどうかは解らん。ただ、capsuleもそうだけど中田がマスタリングした曲と全く別の4つ打ち音楽をDJミキサーで繋ごうとすると、音の違いに愕然とする。中田の音はなんか落ち着きが無い。中音域の上の方に厚みが集中している感じ。ドンシャリ風に聴こえるのに実際にはド・シャリ。ンの部分が弱いんで、耳元で鳴っているだけというか、そんなイメージ。なので、繋げる際は思い切って中音域を絞って若干低音域を持ち上げてやるとイイ感じで行ける事を最近ようやく気付きました。アタシはそんなダメダメ自宅DJw
Candyです。
ooltさんから早速送って頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
会場限定発売です。サインも入ってますw
楽しみにしてました。このCDのジャケ写にときめいて、Candyに興味を持ったわけですからね。
今回のCDは音源としては2005年以来のリリースと言う事になるのかな。詩、曲ともCandyのオリジナルです。
タイトル曲のHappy birthdayは爽やかな空気を感じさせる優しい感触のポップミュージックです。生まれてきた事を感謝する前向きな歌。アタシみたいに既に人生の半分を生きてしまって、後は老いて行くのを待つしかないオジサンにはとても眩しく映るよ。希望に満ちた人生への賛歌だね。
ところで、この曲のトラックはハウスです。キックは弱めだけどストリングスの入るオールドスタイルなハウス。躍らせる事が目的ではなく、心を和ませたりするための「気持ちに作用する」ハウス。狙ったと言うより結果としてこうなったという感じ。あ、解り難いねw。ここのところいわゆるテクノポップがガールズポップのキーワードになりつつある状況で、Candyの持つ世界観とヴォーカルの質感を生かすためにこういうスタイルに落ち着いたんだろうなと感じた。決して新しい音ではないけど、好感の持てる優しい音。欲を言えばトラックメイキングに一工夫欲しかったなって、これはCandyの魅力とは関係ない趣味の問題だね。(*1)
カップリングのPleasure in the skyは彼女の歌声を生かしたバラード。伸びやかに歌うCandyのヴォーカルが心地いい。2005年当時の歌声と比べると明らかに歌が上手くなっている印象。まあ、当然と言えば当然か。
トラックとしてはこちらの方が良く纏まっていてバランスもよくクオリティも高いかな。そんな印象。
「Happy birthday」 : Candy |
あのね、こんな風にちゃんと楽曲に向き合い、真面目に、真剣に音楽に取り組んでいるのが伝わって来るからなおさら、陽の光が当たって欲しいな。
最後に、40を過ぎた全てのオッサンへ告ぐ。
あんたらもCandyを聴いて、汚れきった心を洗い流したらいい。Happy birthdayを、Pleasure in the skyを聴いてカタルシスを感じればいい。
(BGM 「Pleasure in the sky」 : Candy)
注釈:
(*1)一例を挙げるとこんな感じ。Fly(M.O.K. House Mix) (iTS)
でも、コレだとシブ過ぎるな。新潟在住の稀代のトラックメイカー、M.O.Kことモリオカさんを紹介したかっただけです。サーセン。
今日のエントリは、The Brand New Heaviesのアルバム「Shelter」から、彼ら最大のヒットチューン「You Are The Universe」です。
「Shelter」のリリースツアーだから1997年かな。The Brand New Heaviesの来日公演を観ました。新潟に来たんですよ。今考えると信じられないですけどね。確かその年は他にもSwing Out SisterやChaka Khanも来県したはず。ライブに行ったもん。
90年代の初め頃からJAMIROQUAIとかのアシッドジャズを良く聴いていたので、The Brand New Heaviesも大好きなバンド。音的には「ブルー・アイド・ソウル(白人が演奏するオシャレなソウル)」で、クールなグルーヴを感じさせる「粋」なサウンドですね。
新潟に来るって聞いたらホントに嬉しくて、ネットの先行販売も無い時代ですから、チケットの発売日には新潟市内のプレイガイドに早朝から並んだんですよ。そしたら、アタシの他に誰も居ないのね。発売日を間違えたのか凄く不安になって。それでもチケットは難なく買えたんです。なかなか良い席。ホールの最前列では無く、最前ブロックの最後列のど真ん中。一番前だとステージ全体が見渡せないため、我ながら良い選択だと思ってね。他の席も空いていたのに、わざわざソコにしたんだもん。
ところが、ライブ当日。早めに入場して客入れが終わるのを待っていたんですが、アタシの後ろのブロック以降が埋まる気配が全く無い。
とうとう1500人入るホールに最前ブロックの100名足らずのみでライブが始まったんです。
ライブ自体はもうホントにかっこ良くて、「椅子を取っ払ってくれよって」くらいのダンスフロア状態だったんだけど、ステージ上から見たら相当寒い会場だったんだろうな。The Brand New Heaviesの新潟での知名度ってこんなもんなんだって、悲しくなったライブだった。
ライブが良かっただけに余計にね、、、。
さて、そんなThe Brand New Heaviesですが、最近、思いがけない所で再会しました。
投稿されてからかなり時間が経過しているので、既にご覧になった方も多いと思います。
【ニコニコ動画】あ~ちゃんファンへ
「You Are The Universe」がBGMに使われています。大好きな曲です。ホントに久々に聴きました。やっぱコレを聴くとたかまるわ。
なんか、冒頭の一生懸命フライヤーを配る姿とか、ステージ上で歌い踊る姿とか、屈託無く笑う表情とか涙を堪える表情とか、観ていてアタシが泣いた。
You are the Universe
And there ain't nothin' you can't do
If you conceive it, you can achieve it
That's why, I believe in you, yes I do
あなたこそ宇宙
あなたに出来ない事は何も無い
あなたが何かを思いついたら、それは達成出来ること
だから、私はあなたを信じている
なんて無敵な歌なんだ。この際、西脇綾香のテーマ曲にしてイイよ。
うp主さん、いいセンスしてる。激リスペクト!
「Shelter」 : The Brand New Heavies (->@TOWER.JP) |
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01. I Like It |
(BGM 「You Are The Universe」 : The Brand New Heavies)
いわゆるマエストロな人達の選曲に触れてみたくて、Francois Kの最新MIX-CD「Masterpiece」を購入。
当初、Francois KにするかGilles Petersonの「In the House」にするか悩んでタワレコ新潟店へ行ったんだけど、「In the House」がまだ店頭に並んでいなかった(探せなかった?)ので「Masterpiece」を選択。ホントは両方欲しいんだけど財布がお寒いので、それはまたの機会に。
Francois K ( -> higher-frequency)は余程の親日家なのか、毎年どこかのパーティに呼ばれて来日しているようですが、私は未経験なんですよね。今回、初めてMIX-CDを聴きましたが、ハウス、テクノ、エレクトロ、さらにミニマルからトライバルまで縦横無尽にMIXするスタイルは流石マエストロですね。様々なジャンルの音楽を自分のものにしているからこそ得られる「Francois K」らしさと言うか、彼の経験と美意識から繰り出される至福の音世界と言うか。
圧倒されます。
でもね、各CDにナポリ、マンチェスター、そして東京と3つの都市の名前が付けられているのですが、何故その都市なのか正直私には解りません。私もまだまだ修行が足りないと言う事なのでしょう。
「Masterpiece」 : Francois K (->@TOWER.JP) |
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Track Listing |
たぶん、3都市をめぐる旅なのだろうか?
エレクトロ好きにはDisc2の「Manchester編」がお奨めです。ディープな音から始まってテクノ、ミニマルからプログレッシブまで。クールでエレガント。大人のエレクトロって感じ。
私が一番興味をそそられたのはDisc3の「Tokyo」。引きずるような重いビートから始まってダークなグルーブで繋いでいって、最後はトライバルなお祭り的賑やかさで幕を閉じます。正直言ってこの音だけで東京を感じるのは難しいんですが(笑)、目を閉じて渋谷駅前のスクランブル交差点や新宿歌舞伎町のネオンの風景(*1)を想像すると違和感無くハマります。
Disc1の「Napoli」は何でナポリなのか解らないです(爆)
(BGM 「Rainbow Delta (Jerome Sydenham Remix)」 : Len Faki : Masterpiece - Disc2 (Manchester))
注釈:
(*1) 田舎モンなんで東京っていうとそのくらいしか思い浮かばない。20年以上前、東京に1年ほど住んでいたが、渋谷と新宿と池袋以外は行った事が無い。
追記:
シスコでFrancois Kのインタビューを見つけたので貼っておきます。
http://www.cisco-records.co.jp/docs/topics/house/fk_masterpiece.php
やっぱ、御本人自ら解説していただくと、3枚組みの意図が良く解るわ。
先日、地元のクラブ「Under Water Bar - Praha」のインフォメーションを眺めていたら「Calm (http://www.music-conception.com/)」の名前を発見した。
Calmといえば、VJとしてクラブの現場に顔を出していた頃、イベントでよく一緒になったVJチーム"Delta Graphics"のM本君のお奨めだった。「Calm良いっスよ、Calm。」と私に教えてくれたのだ。余程Calmが好きなのか、私が関わってるアートイベントに作品展示をしてくれたときもBGMにCalmを使っていたくらい。
一方、私の方は、当時はチルアウト・ミュージックにそれほど興味が無くて(*1)、Calmにハマることはなかった。
最近はすっかりクラブの現場から遠ざかってしまったが、Prahaのサイトはたまにアクセスしてインフォメーションに目を通している。そこでCalmの名前を目にしたとき、Prahaの小箱特有の温かみの有るこじんまりとした空間とM本君の顔がCalmというキーワードで繋がって、懐かしさを感じた。
そしてCalmが12月に新作をリリースしていた事を思い出してネットで試聴。で、気がついたら手元にCDが。
昨年(2007年)は自分でも呆れるくらい4つ打ちに傾倒していたのだが、その反動だろうか? チルアウト・ミュージックが思いのほか心地良く感じるようになった。
Calmをちゃんと聴くのはこのアルバムが初めて。
この「Blue Planet」を聴いた感想は、「土でも砂でも、草の上でもいい。なんならアスファルトでもコンクリートでもいい。裸足になって地面の上に立ち、足の裏から地球との一体感を感じたくなるような音世界。」である。
土着的なトライバルなビートも、ミニマルなネイチャーサウンドも、アコースティックな暖かさも、人工的なエレクトロな質感も全て取り込んで、今の地球を美しく表現したかのよう。
Blue Planet : Calm (->@TOWER.JP) |
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で、Calmのイベントなのだが、本日(2008/01/26)なのである。クラブ復帰戦にはちょうど良いかなと思っていたのだが、いかんせん風邪がようやく治りかけてきたってくらいの体調なので、泣く泣く諦める。
新潟市民は冷たい雪が吹き荒ぶ中、Prahaへどうぞ。感想などを聞かせてくだされ。
(BGM 「Sunday Sun」 : Calm)
Blue Planet : Calm (->@TOWER.JP) |
注釈:
(*1)なんて事を言ってますが、Cafe Del Marのコンピレーションは好きだった。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。