休日午後のティータイムのBGMがDAISHI DANCEとかのオシャレ系ハウスばかりで、芸が無いCafe De LSTDです。なんか、ないかな。そうだ、パット・メセニーを掛けよう。
あ!でも、まともな音源が一つも無かった、、、。
で、iTunesで幾つかダウンロードしてみました。先週末からパット・メセニーばかり聴いています。
今日のエントリは40代以上しか判らないネタだなあ。若い人には馴染みの無い名前だと思います。
パット・メセニーはギターを弾く人です。今日は名前だけでも憶えて帰ってくださいw
パット・メセニー(Pat Metheny) - Wikipedia
* * * * * * * * * *
パット・メセニーとの出逢いは70年代後半だったと思う。世間がフュージョンブームに湧いていて、カーリーヘアでセミアコを抱えたフュージョン系ギタリストがもてはやされた時代だ。(この辺は明らかに誤認だ)
当時の俺は、御多分に漏れずリー・リトナーやラリー・カールトンに夢中だった。彼等の作り出すポップでファンキーなフュージョンサウンドは非常に耳馴染みが良くて分かり易かったので、田舎の高校生にはちょうど良かった。一方、パット・メセニーにはどうにもとっつき難いイメージがあった。クリーンなトーンで奏でられる「クラシックやカントリーにプログレッシブ・ロックのエッセンスを加えてイージーリスニング風に味付けしたような独特の音世界」は純朴な田舎の子供には敷居が高かったのかもしれない。もっとも、その辺の感覚は自分自身で作り上げたフィルターを通して見た「偏見」に過ぎないのだが。
今、こうして改めて聴くと、驚くほどポップで親しみやすい音楽であることに気付かされる。特に「パット・メセニー・グループ」の名義でリリースされたアルバムは「ポピュラー音楽」であることを強く意識しているかのように思われる。事実、それらのアルバムの多くはグラミー賞を受賞しているし、何よりブラジリアンテイストを取り入れた80年代以降の楽曲の数々は、涙が溢れ出すほど美しい。
パット・メセニーの音の特徴は「粒立ちを揃えたクリーンな音」だと思う。力強いピッキングでガツーンとギターを鳴らすのではなく、アタックを抑えてピックで軽く弾く音色だ。空間系エフェクトを使用した美しく広がる音色が印象的だが、時にはギター・シンセやエレクトリック・シタールなどを使用して「感情の起伏を抑えた」様な音を鳴らす場合もある。
パット・メセニーの音楽をそれほど聴き込んでいるわけでもないので、サラッと聴いた程度の印象でしか判断できないが、音の強弱ではなく繰り出すフレーズの多彩さから来る鬼気迫るインプロビゼーションの放出は、電子の衣を纏いつつも音楽の主体は人間の感情なのだという事に気付かされる。この辺は、打ち込みのトラックをバックに抑揚の無い無機質なボーカルにリップシンクしながらも、人間の肢体が繰り出すしなやかさを全身で表現するPerfumeに通じるね。(これも明らかに誤認だが、突っ込まないようにね。おっさんの戯言だからw)
いや、なんだか辛そうにギターを弾くパット・メセニーの表情が、苦しそうな表情で歌い踊る大本彩乃の姿とダブるのだよ。ごめんねw
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以下、参考資料ということで、幾つか映像を貼っておきます。「パット・メセニーについてヤホーで調べてきました」的ないい加減さでどうもスイマセン。
Pat Metheny Group - Yolanda, You Learn
1984年のグラミー賞受賞アルバム「First Circle」より。如何にもな80年代アニメーションビデオ。「あ、パット・メセニー、イイじゃん」って初めて思った曲でもある。
Pat Metheny Group - Last Train Home
多分、パット・メセニー最大のヒット曲かもね。でも何か恥ずかしいPVだ。カメラ目線は止めて下さい。
Pat Metheny Group - Third Wind (live '88)
ブラジル色が強くなった80年代後半のライブ。この曲と前述の「Last Train Home」が収録されているアルバム「Still Life (Talking)」をパット・メセニー・グループの最高傑作として推す人が多いようですね。
Pat Metheny Solo
こちらはパット・メセニーのギターソロ。辛そうな顔でギターを弾く。この映像はJoni Mitchellのライブビデオ 「Shadows and Light 」から。実はコレ持ってます。最近は全然観ていなかったけど、お気に入りの1本。
だって、バックバンドがスゴイの何のって。 Pat Methenyの他にMichael Brecker(Sax), Lyle Mays(Key), Jaco Pastorius(B), Don Alias(Dr)。素晴しいです。Youtubeにたくさん上がっているので是非ご覧下さい。
Pat Metheny & Pikasso guitar
こんな変なギターも弾いたりします。
なんか、30年かけて、ようやく追付いた感じがするな。
ナタリーが「サヨナラ TECHNOPOLiS」を”エレクトロとビッグビートが融合した強烈なナンバー”って書いていたので、思いっきり反応してこんなエントリを上げてしまったわけですが、もうホントにゴメンナサイね。
「エレクトロとビッグビートが融合」って言うと、こんなのとかこんなのを想像していました。
オイラの乏しい音楽体験では、ビッグビートって言うと、やっぱFatboy SlimとかChemical Brothersなんですよね。良い意味でも悪い意味でも「ベタで大味」なのがビッグビートだと勘違いをしているので(笑)。
「汁だくの牛丼に生卵をかけて流し込む」様なダイナミズムがビッグビート(苦笑)。
その流れを汲んでいるニューエレクトロで愉快な3人組がTHE JAPANESE POPSTARSだと認識しているんで、そんな感じだったら嬉しいなと。
サヨナラ TECHNOPOLiS
PVがJUSTICEみてえだってのは、この際、置いておいて、、、。
http://www.myspace.com/airamitsuki
でもって、サヨナラ TECHNOPOLiSを聴いてみましたよ。
おお、ブレイクビーツじゃん!!
意外と大人しめだけど、なかなか良いですね。汁だくの牛丼と言うよりは、「こだわりの食材に懲りすぎて何だか微妙になってしまったラーメン」な感じもしますけど、その微妙さが個性ですからね。全然間違っていないと思いますよ、その方向性。ここは是非、突き抜けて頂きたい。
他には「サヨナラ TECHNOPOLiS (TRAKS BOYS Remix)」と「HiGH SD スニーカー」とかもいいですね。「COSMiC CHOPPER」のディスコ感もステキ。
で、乏しい音楽ボキャブラリーを晒すようで恥ずかしいんだけど、聴いていて思ったのは、Prodigyのアルバム「Always Outnumbered, Never Outgunned」みたいな感じを目指して欲しいなあと。何となくね。
暴力的に鳴るブレイクビーツとピコピコとキュートで妖しい女性ボーカル。いっそ、アイラがアイドル界のProdigyになったら痛快だろうなと。
でも、Prodigyって好きか嫌いかで言うと「キライ」なんですけどねw
追記:
Prodigy来日するんだね。 http://www.clubberia.com/News/Detail/?id=957
LSTD'S Best Tracks |
トラック |
アーティスト |
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収録媒体 |
リリース日 |
レーベル |
|
1 |
Wait feat. Robert Manos - Nacho Marco Remix |
Terry Lee Brown Junior |
|
Wait (Remixes) (Beatport) |
2008/10/24 |
Plastic City |
|
2 | シークレットシークレット | Perfume | |
GAME (CD) | 2008/4/16 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
3 | Rockstar (Original Mix) | Hideo Kobayashi | |
Rockstar EP (12") | 2008/12/5 | Apt. International | |
4 | Laurentech | SPECIAL OTHERS | |
QUEST (CD) | 2008/2/6 | Victor Entertainment | |
5 | GIRLS STYLE | 稲森寿世 | |
GIRLS STYLE (Single CD) | 2008/5/7 | エイベックス・エンタテインメント | |
6 | 陽炎 ~Original Mix~ Feat Aliya Miharu | KENSHU | |
THE UNITED COLOR (iTunes Store) | 2008/4/16 | LD&K | |
7 | セラミックガール | Perfume | |
GAME (CD) | 2008/4/16 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
8 | Butterfly | Perfume | |
GAME (CD) | 2008/4/16 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
9 | PROMiSE | MiChi | |
PROMiSE (Maxi Single) | 2008/10/22 | SMA | |
10 | Say - Kaito Remix | DJ Sodeyama | |
The:Remix (MP3 : Beatport) | 2008/10/7 | NO:MORE REC | |
11 | Southeastern Dream | London Elektricity | |
Syncopated City (CD) | 2008/10/29 | Third Ear | |
12 | The Longest Road Featuring Lissie (Deadmau5 Remix ) |
Morgan Page | |
The Longest Road EP (12") | 2008/6/9 | Nettwerk | |
13 | Yacht | Justus Kohncke | |
Safe And Sound - Vinyl Volume One (12") | 2008/2/23 | Kompakt | |
14 | How Beautiful | 土岐麻子 | |
How Beautiful (iTunes Store) | 2008/10/15 | エイベックス・エンタテインメント | |
15 | Get Down (The Japanese Popstars Remix) | Groove Armada | |
Get Down (Beatport) | 2008/4/29 | Strictly Rhythem | |
16 | 願い | Perfume | |
Dream Fighter (Single CD) | 2008/11/19 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
17 | たのしいね | SUGIURUMN feat. Tomomi Ukumori | |
家族時間 ~NHKみんなのうたカバー集~ (iTunes Store) | 2008/12/10 | Bad News | |
18 | Are You Ready For Love | SAWA | |
Time & Space (CD) | 2008/12/10 | サンバフリー | |
19 | Swallotail D.A.N.C.E (Cherryboy function ver.) | Aira Mitsuki | |
C.O.P.Y (CD) | 2008/9/3 | D-topia Entertainment | |
20 | Paris | Friendly Fires | |
Paris (Original Moshi Moshi Version : DL) , Friendly Fires (CD) |
2008/9/24 | Warner Music Japan |
Best Album |
タイトル |
アーティスト |
||
- |
リリース日 |
レーベル |
|
1 | Softpack | Terry Lee Brown Junior | |
2008/7/26 | Plastic City/ Sofa King Records |
||
2 | GAME | Perfume | |
2008/4/16 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | ||
3 | Plug | mophONE | |
2008/11/5 | moph record | ||
4 | THE UNITED COLOR | KENSHU | |
2008/4/16 | LD&K | ||
5 | Masterpiece | Francois K | |
2008/1/28 | Ministry of Sound | ||
6 | Syncopated City | London Elektricity | |
2008/10/29 | Third-Ear Recordings | ||
7 | ZAZEN BOYS 4 | ZAZEN BOYS | |
2008/9/17 | MATSURI STUDIO | ||
8 | Dots And Spaces | Foog | |
2008/3/14 | ファイルレコード | ||
9 | The:Remix | DJ Sodeyama | |
2008/10/7 | NO:MORE REC | ||
10 | Mute Math | Mute Math | |
2008/1/16 | WARNER MUSIC JAPAN |
Best Video |
- |
シークレット・シークレット |
Perfume |
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- |
競艇甚句 (video mix) |
沢瀉 (far east recording) |
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- |
Girls Style Shibuya Girls Ver. |
稲森寿世 |
解説:
Best Tracks
今年、アタシが一番ハマり、愛し、聴き倒した楽曲を思い入れや衝撃度などを加味しながら並べた結果です。
1位のTerry Lee Brown Juniorの「Wait feat. Robert Manos」はホントに良い。染みるメロディと渋めな男性ヴォーカルが、クールなハウストラックの上でエレガントに跳ねる感じ。今年のLSTDのテーマにしたいくらい。
2位は、このブログに訪れるPerfumeファンの人達には意外な結果? いや、今年リリースされたPerfumeの楽曲の中で「シークレットシークレット」以上に完成度の高いものは無かったと思います。
3位はトモミファンとしては当然。やはり、Hideo Kobayashiの「Rockstar」を入れなければなりませんね。哀愁系ディープハウスではダントツでしょ。ソッチ方面ではDAISHI DANCE以上の評価をされて然るべきだと思うんだけどなあ。
4位のローレンテックはあ~ちゃんに爆レスもらって、スペアザのメンバーもさぞかし嬉しかったことでしょうw
5位のGIRLS STYLEは冨田ラボによる新世代ガールズポップへの回答だろう。稲森寿世の今後に期待したい。ってもエイベックスなんだよね。
6位はKENSHU。この曲は車の中でよく聴いたな。イントロのリズムトラックの入り方が最高にカッコ良いね。
7位はセラミックガール。シンプルなリズムトラックの上に印象的なシンセのリフだけ乗せるっていう、中田に有るまじきスカスカトラック。でも、ソレが良い。メロディラインのキャッチーさが際立って、最高のガールズポップに仕上がったと思う。
8位はButterfly。プログレッシブハウス好きとしてはもっと上位に入れたかったんだけど、ハウストラックとしてちょっと物足りない感じがしたので、このくらい。ウワモノのボリュームを抑えて、7分くらいにReEditするだけで良いんだけどなあ。
9位のPROMiSEはイイ感じにアガる曲。好きです。MiChi姐さんも素敵です。
10位はDJ Sodeyama「Say」をKaitoことワタナベヒロシがRemix。ディープでダーク、そしてヘヴィー。廃墟と化した街、瓦礫の山、降り注ぐ雨。モノクロームの空からゆっくりと降りてくる天使。多分、これは映画のラストシーン。
TOP10の感想としてはこんな感じ。11位以降はどれも甲乙付け難い。
ランク外の次点を上げると、
「Paris」 : Friendly Fires (*1)
「Typical」 : Mute Math
mophONEの「Plug」収録曲の全曲
といったところです。
* * * * * * * * * * *
Best Album
今年は、プログレッシブハウス一辺倒だった自分の音楽嗜好に変化が生まれた年。ハウスの奥深さを味わったり、ブレイクビーツのカッコよさを再確認したり。
いや、それ以上に、KENSHU、DJ SODEYAMA、mophONE、SAWA、MiChiそしてtofubeatsなど、この先の動向を見守りたいアーティストに出逢えた事が大きな収穫かな。
って、リリースを追いかけているとお金が続かないんですけどw
1位の「Softpack」は、自分自身がディープハウスへ原点回帰するきっかけになったかもしれない。びびんばさん有り難う御座います。
2位の「GAME」はPerfumeの記念碑になるだろう。10代最後の彼女達の「今」を表わしていたんだと思う。新曲が全て良かった反面、従来曲の印象が薄かったかな。
3位「Plug」のmophONEは今年出逢ったテクノ系アーティストで一番良かった。昨年のCherryboy functionな位置付け。
4位「THE UNITED COLOR」は、今年Perfume以外で一番聴いたアルバムだと思う。KENSHU氏はセンスも良ければ、トラックメイクの腕も良い。
5位は巨匠Francois KのMIX-CD「Masterpiece」です。今年聴いたMIX-CDでは一番良かった。音楽好きとしては、この人の領域に近付く事が目標です。この人のMIXは音楽をジャンル分けする事が無意味だと教えてくれる。奥が深いです。
6位の「Syncopated City」はLondon Elektricityの新作。期待を裏切ることなく、ドラムンが先進的でありながらスタンダードなビートとして存在していることに気付かせてくれた。
7位は「ZAZEN BOYS 4」。向井のことは何も言うことは無い。ただ、音を聴き、身体で何かを感じればいい。
8位の「The:Remix」は、今年Terry Lee Brown Juniorと並んで俺に嗜好的影響を与えてくれたDJ SodeyamaのREMIXされました集。本当はDJ Sodeyamaのセカンドアルバム「Dual」をセレクトしたかったんですが、2007年のアルバムなので泣く泣く除外したんです。ソレくらいDJ Sodeyamaとの出逢は、テックハウスにどっぷりと漬かるきっかけになった。
9位はFoogの「Dots And Spaces」です。このアルバムがテックハウスの扉を開いてくれた訳ですが、正体が福富幸宏だと知って目が点に、、、。
10位はMute Mathの今年1月の国内デビュー盤。本国盤は2006年リリースなんだけど、むりくりランクイン。もっと早く気付けばよかったなあ俺。スカパーの夏フェス特集でサマソニのライブ映像を観たのがハマるきっかけに。ライブが最高にカッコいい。自分の中では「00年代に蘇ったTHE POLICE」または「COLDPLAY meets プログレッシブ・ロック」だと思っている。
ランク外の次点を上げると、
「We Just Are」 : The Japanese Popstars
「元気ロケッツ I -Heavenly Star-」 : 元気ロケッツ
「Silver Moon」 : Calm
あたりです。
そうだ、「HIGH-SCHOOL OF REMIX」:tofubeatsもね。
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Best Video
「シークレット・シークレット」
俺は関さん信者ではないので、今年一番良かったPerfumeのPVは「シークレット・シークレット」だと言い切ります。金を掛けりゃいいのかって意見も有りますが、PerfumeのPVって基本的に「アイドル」だと思うので、3人のお人形感やストーリー、さらに過去へのオマージュも含めて、これはエンターテイメントとして面白いビデオだと思います。
「競艇甚句 」
このビデオは康本雅子氏のダンスを観てしまいます。コンピューターシティにも似た黒バックで演者の動きを際立たせる手法だけど、アーティスティックに振り切っているからコレで良いんですよね。そう考えると、コンピューターシティってダンスパフォーマンスのアート感と3人の表情によるアイドル感が絶妙のバランスで融合していたよね、関さん。
「Girls Style Shibuya Girls Ver.」
アイドルのビデオならコレくらい「女の子の可愛らしさ」に振り切っても面白いと思う。それも男子が喜ぶ萌え系な可愛らしさではなく、「同世代の女の子達が悔しがる可愛さ」に特化した方がね。稲森寿世のリアル着せ替え人形は観ていて楽しい。
今年も色んなアーティストと素敵な楽曲に出逢えました。有り難う御座いました。
それでは良いお年を。
訂正:
(*1) 「Beautiful Life (ORIGINAL MIX)」:Gui Boratto ですが、これって2007年のリリースだったんですね。アナログの再発日をリリース日と勘違いしていました。従って、コレをランキングから除外してもっち君お奨めの 「Paris」:Friendly Firesをランクインさせました。って、収録されたCDの発売は2008年で楽曲のリリース自体は2007年みたいなんですが、もう面倒臭いんで良いことにします(笑)。 実際、11位以下の順位は全く意味は有りません。殆どが気分です。
今年も終わりですね。
何か、早かったなあ、この1年。
毎度、メモです。
CD :
「Gravy & Plug」 : London Elektricity (*1)
「Mute Math」 : Mute Math (*2)
「Fuel」 : OMB (->)
「Time & Space」 : SAWA (->)
12" :
「Rockstar」(EP) : Hideo Kobayashi (->)
DL :
「Best of Rush Hour - 2008」(album) : various artists (*3)
「This Way feat. Christa - Hideo Kobayashi Tech Remix」(track) : Hollis P. Monroe (*4)
「Sweet Sensation - Original Mix」(track) : Satoshi Fumi Presents Deptech (*5)
「Fullflat - Original Mix」(track) : DJ Sodeyama (*6)
「Now Is The Time」(EP) : DJ Sodeyama (*6)
「Resensed Part Two」(album) : The Timewriter (*7)
「Cheating 101 - Original Mix」(track) : Subsky (*8)
「SUMMER OF LOVE」(track) : 月刊プロボーラー (*9)
「たのしいね」(track) : SUGIURUMN feat. Tomomi Ukumori (*10)
「WAになっておどろう」(track) : RAM RIDER feat. YUUKI (*10)
「北風小僧の寒太郎」(track) : 空気公団 (*10)
「遠い世界に」(track) : キリンジ (*10)
「I Feel Joy Feat. Tomomi Ukumori」(EP) : OMB (*11)
「Yacht - Robert Babicz Mix」(track) : Justus Kohncke (*12)
解説 :
(*1) London Elektricityの廃盤になっていた1st「PULL THE PLUG」と2nd「BILLION DOLLER GRAVY」が同一パッケージで再リリース。一応、来日記念盤の扱いなんだけど、東京・大阪・広島の皆さんは楽しみましたか?
(http://thirdear.s12.coreserver.jp/releases/gravy_plug_pull_the_plug_billi/)
(*2) Mute Mathは今更ながらで申し訳ない。全くノーチェックだったんです。”Typical”のPVを観て「おもしれ~な」って思ってはいたんですが、今年のサマソニでのライブ映像を観たら衝撃を受けてね。あー、もっと早く出逢っていればなあ。相変わらずの外し方が俺らしい。「00年代に蘇ったTHE POLICE」または「COLDPLAY meets プログレッシブ・ロック」な感じ。今年出逢ったロックバンド(っても、殆ど居ないんだけど・爆)の中で一番良かった。まあ、大絶賛だな俺。次のリリースも期待!!!
(http://wmg.jp/artist/mutemath/profile.html)
(*3) シスコレコードにテクノ系レーベル「Rush Hour」の音源の数々をさんざんリクエストし続けて、結局フラれてしまいました。シスコレコードも無くなってしまったなあ。そのRush Hourの2008年にリリースされた音源を集めたベストトラック集がBeatportでリリースされていました。アナログ盤が入手できなかったアノ曲コノ曲もMP3でDLしてやった。円高のこの機会を逃すなって事で。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/149677/best_of_rush_hour_2008)
(*4) Hideo Kobayashi は哀愁ハウス請負人な感じもしてきたな。ツボなんですがね。女性ボーカルが印象的なHollis P. Monroeのこの曲をクールでエレガントなハウスに仕上げています。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/148315/this_way)
(*5) DeptechはSatoshi Fumiの別名義プロジェクトらしいです。初めて聴きました。この人の音像もHideo Kobayashi 同様に「エレガント」だと思います。やっぱ、たとえダンスミュージックであっても”大人な音”は心地良さが違いますね。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/62918/big_in_japan)
(*6) DJ Sodeyamaの新作をBeatportでまとめ買いをしました。相変わらずダークです。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/150607/now_is_the_time)
(*7) The TimewriterはTerry Lee Brown Junior繋がりで興味をもった、ドイツを代表する名門テックハウスレーベル「PLASTIC CITY」の看板アーティスト。これは他のアーティストによるThe Timewriter音源のリミックス集なんですが、テック系やディープ系のネタが一気に増えて得した気分です。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/150025/resensed_part_two_extended_edition)
(*8) Subskyは全くノーチェックで、聴いた事が無かったんですが、このトラックはプログレを経由したテックハウスな感覚かなあ。音の質感が好み。大音量で聴いてみたい。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/89310/what_u_want)
(*9) 月刊プロボーラー feat.SAWA。SAWAイイよSAWA。
(http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=291496576&s=143462)
(*10) 「家族時間 ~NHKみんなのうたカバー集~」は、どの曲もアーティストの特色が出ていて良トラック満載なんですが、結局自分にフィットする楽曲のみを単品でダウンロードしました。「たのしいね」は大人のテクノ子守唄。「遠い世界に」と「北風小僧の寒太郎」はほっこりする感じ。「WAになっておどろう」は可愛らしいダンスチューン。このカバー集は大人にこそ聴いて欲しいですね。
(http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=298415629&s=143462)
(*11) OMB「I Feel Joy Feat. Tomomi Ukumori 」のHideo Kobayashi リミックスがBeatportで配信されていました。その他にもOMB版の別ミックスも含めていくつかダウンロード。Tomomi Ukumoriに関しては、もはや音源コレクターと化しているのでね。OMBには申し訳ないけど、トモミさんとHideo Kobayashi の組み合わせってやっぱ最高だわ。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/151206/i_feel_joy_feat_tomomi_ukumori)
(*12) Justus Kohncke 「Yacht」のRobert BabiczによるテックハウスなRemixを発見してダウンロード。オリジナルのテイストを生かしつつも、よりフロアを意識した肉感的なグルーヴに仕上がってます。渋め。
(https://www.beatport.com/ja-JP/html/content/release/detail/129145/safe_and_sound_remixes_vol_1)
参考資料 :
London Elektricity - Billion Dollar Gravy
Mute Math - Typical
Hollis P Monroe ft. Christa - This Way (Hideo Kobayashi Remix Edit)
Satoshi Fumi pres Deptech - Sweet Sensation
The Timewriter - Soul Freak Music (Terry Lee Brown Junior Remix)
追記:
今月は円高をイイ事にBeatportでダウンロードしまくりでした。っても、購入時点ではなくて決済時点のレートで換算されるので、何とも言えないんですがね。
シスコが廃業したり、イギリスやドイツの大手アナログ盤ディストリビューターが倒産したり、アナログ盤を取り巻く環境も悪化の一途を辿っています。音源入手のし易さから言えばBeatport等の音楽配信は圧倒的に有利なので、自分自身もアナログ盤から離れデジタル音源に移行しつつある今日この頃です。
そんななか、hrfq.comが事業の見直しにより閉鎖されるらしい。
http://www.higher-frequency.com/j_news/december08_d/25/1.htm
不況の波は配信事業にも及んでいるのか。
唐突ですが、屋上は好きですか?
私は屋上が好きです。デパートやビルの屋上、もちろん民家の屋根の上も良いんです。別に、高い所が良いってわけじゃないんで展望台では意味が無い。かと言って山の頂上なのかと言われるとそうでもない。建物の屋根の上。遮るものが何も無い、見上げると「空」が広がるところ。
地上を見下ろしたくて屋上に居るわけでは無いんです。遠くを眺めたり、空を見上げて吸い込まれそうになる感覚を味わったり、そんな、ささやかな開放感を感じることの出来る場所が私にとっての屋上。
高校生の頃は天文部に所属していて、夏休みになると深夜の校舎の屋上で観測会をやったりしました。私は屋上に機材を運んで天体望遠鏡のセッティングを済ますと、後は後輩達に望遠鏡を譲って、屋上の隅に腰を下ろし傍らにラジオを置いて、星空を眺めながらタバコを吸ってました。屋上はそんな場所。
ネットで音源を漁っているときに見つけた映像です。
Dk Sound 2008 part 1
Dk Sound 2008 part 2
これは、京浜工業地帯の一角に位置する「某工場の屋上」にて年に数回のペースで開催されている野外パーティー「DK SOUND」(http://dksound.jp/)の模様です。
山奥のキャンプ場や高原の原っぱでのレイヴは何度も経験がありますが、工場の屋上でのパーティーは行った事がありません。これは是非一度行ってみたいですね。
普通は「屋上でパーティー」という発想は出来ても、クリアしなければならない問題が山ほどあると思うので、なかなか実行に移せないですよね。このようにレギュラーイベントとして開催できていると言う事は、オーガナイズするスタッフサイドも、来場されるお客さんも、みんながこのイベントを大事にしているからなのだと思います。
なんかこう、どんよりとした鉛色の空と工場地帯というロケーションが醸し出す「モノクローム」な感じが、テクノやエレクトロニカなど電子ビートにぴったりとハマっているじゃないですか。特に、「Dk Sound 2008 part 2」の最後の方(2:00前後から)に流れる曲「Beautiful Life (Gui Boratto)」 (http://jp.youtube.com/watch?v=SuoxwpKnHQk)が夜明けの工場地帯に響き渡る様は想像しただけでゾクゾクしますね。良い選曲だな。
さて、この「DK SOUND」というステキなイベントを仕切っているのはTRAKS BOYS という2人組みなのですが、2009年1月21日に発売されるAira Mitsukiのニューシングル「サヨナラ TECHNOPOLiS」にリミキサーとして参加するようです。
AiraMitsuki INFORMATION
やけのはらやcherryboy functionとのコラボレーションワークなど、アンダーグラウンドなシーンに拡がりをみせるAira Mitsukiですが、ますます目が離せませんね。
なんか、どうにもまとまらない終わり方でスイマセン。
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
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1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。