最近、私がPROGRESSIVE 方面で一番注目しているサウンドクリエイター「OMB」が9月21日に新作をリリースをします。
Frame / OMB
今作では、新星ハウスディーバとして今年一番の注目を浴びている「Tomomi Ukumori」をボーカルに迎えて全面フィーチャーしているところも楽しみ。
Tomomi Ukumoriとセットでリリースツアーやらないかな?
9月はPerfumeの「ポリリズム(*1)」だったりUnderworldの先行シングルだったり、注目のリリースが続きます。
加筆:ネタバレ注意!
(*1)ポリリズムのカップリング「SEVENTH HEAVEN」を今TBSラジオで聴いたよ。AMでノイズ入りまくりで音質も悪くて曲の印象が伝わる程度だったけど、ミディアムテンポのハウスで良い感じ。「capsuleがFreeTEMPOみたいなポップなハウスをやっている」ような印象だった。でも結構ボーカルエフェクトがきつくて、正直言うと、せっかくアコースティックなニュアンスのあるハウスなんで、ナチュラルな生声に近いボーカルで「聴かせる歌」があっても良いのになと思った。
まあ、正規音源のリリースを待とう!
ファクトリー・レコードの創設者 トニー・ウィルソン、死去
ニュー・オーダーが解散するだのしないだのと、そんな噂がネットを駆け巡っていたと思ったら、こんな訃報が届いた。
「ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズらを輩出したファクトリー・レコードの創設者のひとり、トニー・ウィルソンが8月10日、心臓発作のため死去した。57歳だった。」(yahoo-news)
合掌。心よりご冥福をお祈りいたします。
クラブ「ハシエンダ」を中心としてマンチェスターが大騒ぎをしていた頃、私はソレとは全く接点の無い音楽生活をすごしていたので、商業的に大成功を収めた「ニュー・オーダー」しか名前を知りませんでした。
しかし、このオッサンが居なければニュー・オーダーもハッピー・マンデーズも世に出ていなかったし、オッサンの夢のアジトだったクラブ「ハシエンダ」が無ければケミカル・ブラザーズも誕生していなかったことでしょうね。
このオッサンと祭りの一部始終を描いた映画「24 HOUR PARTY PEOPLE」はマンチェスタームーブメントとは何だったのかを知る手がかりになりました。
さて、ここでニュー・オーダーのビデオを一つ貼っておこうかな。
何にしようかな。ニュー・オーダーと言えば、Blue MondayとかPerfect Kissだろう。いや待て、「24 HOUR PARTY PEOPLE」の流れなら Here To Stayじゃないのか?
いいえ、この”空から人が降ってくるPV” 「Bizarre Love Triangle」 がいちばん好きです。
さて、「ヒュー・へフナー」と「トニー・ウィルソン」の、どちらかの人生を体験できるとしたら、どちらを選ぶ?
たぶん、私はトニー・ウィルソン。大富豪になって絶世の美女に囲まれて余生を過ごすのも悪くない。でも、人生って「それなりに盛り上がったけど、結局上手く行かなかったなー。まあいいか。みんな楽しんでいたし。」ってくらいがちょうど良いと思う。プラスマイナス・ゼロの人生が自分に一番合っているな。
結局このオッサンって、お金の使い方を間違っているダメ人間なんだけど、本当に音楽が好きで好きでもう、、。
ってか、やっぱ祭り好きなのか?
まあ、それでよかったのだと思う。トニー・ウィルソンが音楽で儲けようとしていたら、途端につまらないモノしか出来なかっただろうし、マンチェスターのあの祭りもムーブメントではなくブームで終わっただろうね。
髪を黒髪のストレートに戻し、ギャルからアイドルへ。
ただ、女の子って意外としたたかだからね。TRANCE歌姫もアイドル路線もデビューするための手段にしか思っていなかったりして。全てのことは計算ずくで、明確なビジョンの基で、今は彼女自身のすっごいプランを実行している段階だとしたら、黒Aira風で面白いな。
いずれにしても、彼女が一番輝いていたのは「MEGA TRANCE 歌姫オーディションの最終審査」でしたって事の無い様に、ガンガレ。
さて、伊達に40数年も生きていると、色んな発見があるね。
Aira Mitsukiのデビュー曲「カラフル・トーキョー・サウンズ・NO9」。一部を試聴したのみなので、評価はできない。しかし、タイトルの「トーキョー」はどうなんだろう。いまどき「東京」という単語にそれほどキラキラ感が有ると思えない。これはピチカートが得意だった「東京」が憧れの対象だった昭和期へのオマージュ、と言うよりも、レトロフューチャーな世界感がテーマなのだろうと思った。で、そんな見方で彼女が手にしたラジオを見ると、、、。
今から35年前だよ。
PerfumeもAira Mitsukiも、彼女たちのファンも、まだこの世に生を受けていないその時。テクノポップ・アイコンになろうとしている彼女が手にしているそのラジオから、私はスティービーワンダーの「迷信」を聴き、言葉に言い表せない心の振るえを感じていたのだよ。
そう、私が小学生の頃に洋楽を聴き漁っていたトランジスタラジオとそっくりで、すごくビックリしたのでした。
気になるなあ。本物かなあ。それとも、デザインを模造した最近の物かなあ。まあ、どうでも良いですね。
「松浦雅也×CHAKAのPSY・S、オリジナル作がリマスター&紙ジャケで再発」 (CD Journal)
最近、中田ヤスタカが注目を浴びているので、元祖DTMヲタの松浦雅也が再評価されていると言う事なのか? いや違うな。俺みたいな中年コレクターに昔を懐かしんでCDを買わせようと言う魂胆であろう。
多分、買わないよ。だって、今回再発対象の音源は全部持っているもん。
俺の記憶が確かならば、松浦雅也は学生時代に宅録(*1)でYMOを完コピしたり、現在のデジタルサンプラーのさきがけとなったFairlight CMIが欲しくて、導入目的のためにCM音楽製作会社を起業した人。まさに元祖DTMヲタです。中田ヤスタカに通じるところはあると思う。
さて、PSY・Sだが、7作目のアルバム「SIGNAL」までは完全にハマっていた。LPだけじゃなくて、12インチシングルも買ったなあ。ハマったきっかけは、デビュー曲の「Teenage」に衝撃を受けたことによる。今まで聴いたことの無いソリッドで乾いた音で、「これがデジタルってやつなのか?」と言う、まさにそんな印象だった。そんな音に載るボーカルはCHAKAこと安則まみ。抑揚をおさえて感情を表に出さないクールな歌い方で、それでいて少年のような少女のような不思議な存在感のある声。(歌詞はコレ)
Perfumeのエレクトロ・ワールドを聴いて真っ先に浮かんだのが、実はこの「Teenage」だった。音のイメージ(疾走感たっぷりの、ソリッドで攻撃的なリズムトラック)と歌われている内容(思春期の焦燥感や不安感からの脱却とか)が似ている感じがしたので。
記憶をたどると確か1回観た事があるかどうかの「Teenage」のPV。監督は中野裕之。 ふざけ過ぎ。
あんなにハマっていたのに、何故聴かなくなったんだろう? ”Teenage”が収められたファーストアルバム「Different View」を含め、初期のリリースの数々が俺にとってドンピシャなモノばかりだったからね。
”景色”とか”私は流行、あなたは世間”とか。あと”Woman・S”とか、、、。
それだけ印象が強すぎたのだろうか? フォーマットがCDに移行した5枚目の「Non-Fiction」以降はワクワクする感じを味わえなくなってしまい、気が付いたらフェードアウトしていたよ。
しかし、現在の保有音源は殆どがアナログのLPだしな、劣化するしな。「Different View」のCDは欲しいかな。待て、策略にハマるもんか!
注釈:
(*1)宅録とは文字通り自宅で録音すること。マルチトラックのテープレコーダー等を使用して、楽器演奏やボーカルを多重録音で入れていって、楽曲を完成させる。自宅でできることは限られるので、かなりチープでアナログな方法。最近でもこんなことをやっているのはスネオヘアーくらいだろう。今ではDTMソフトやDAWソフトを使用してPC上で全てが完結できるようになった。アナログからデジタルへ移行したとは言え、オタクなイメージは変わらない。
Perfume、NHK「MUSIC JAPAN」出演決定。
AC、サマソニ、NHK歌番と着実に上がってきていますね。
実に喜ばしい限りです。
さて、ここのところ寝ても覚めてもPerfumeだったので、すっかり忘れかけていましたが、デビュー当時から草葉の陰でひっそりと応援していた「オレスカバンド(*1)」が本日(8/7)全米デビューを飾りました。
こちらも、全米アニフェス参戦、アルバム全米リリース、そしてWARPED TOUR 2007、さらにハリウッド映画デビューと飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続けています。彼女達の音源はまだ持っていないので、全米デビューアルバムが外資系CD屋に並んだら買いたいと思います。
しかし、WARPED TOUR(*2)だよ! 正直すごいわ。ハイスタ(*3)繋がりでWARPED TOURを知って、SUICIDAL TENDENCIES(*4)とかの西海岸スケートパンクを知って、みたいな。かつてはそんなパンクスじじいだったのでね。と、過ぎ去りし日々を懐かしむ。(正直ハイスタ以外はそんなに聞き込んでいないんだけどね。)
それにしても、今一番勢いがあるのは、18歳の女子だな。
ガンガレ!
注釈:すみません、例によって注釈加筆しておきます。本文より注釈が長いって? 気にしない。
(*1)オレスカバンド。大阪は堺市出身の女の子6人組のスカバンド。全員が中学の同級生(?)で、Perfumeと同世代の18歳。元気があってよろしい。たぶん俺は「可愛い孫達の活躍を見守るおじいちゃんの目」で見ている。
(*2)WARPED TOURとは、全米最大のパンクロックフェス。ってか世界最大? 例えばサマソニは東京・大阪の2公演だが、WARPED TOURは毎年6月末~8月末まで北米大陸の40都市以上を移動しながら100組近いパンク・メロコア・スカなどのバンドが出演するイベント。オレスカバンドは8/17より西海岸の6都市で公演を予定。
(*3)ハイスタとは、「Hi-STANDARD」のこと。WARPED TOURに参加した経歴がある。現在活動休止中。各メンバーはソロで活動中。活動が一番目立っているのは横山健だが、最近は刺青の面積が増えた。
(*4)SUICIDAL TENDENCIESとは西海岸のスケートパンク系ハードコアバンド。結構ストイックに演っている感じが好きだった。Perfumeが出演する事になったサマソニ大阪会場の8/11に名前を見つけて懐かしくなった。同日参戦する人は興味があったら「Sky Stage」へどうぞ。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。