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独り言だったり妄想だったり。 単なるメモだったり、、、。 by LSTD
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どうもこんにちわ。今日のPerfume@渋谷エコライブ。当然テレビで鑑賞予定でしたが時間を間違えていて、あわててテレビをつけたらジェニーをやっていてショックを隠しきれないLSTDです。
録画予約しておくんだった。


今日は実家の畑から強奪してきた「そら豆」を使ってニョッキを作りました。旬のものを旬に頂く事。季節感を味わいながら恵みに感謝する事。百姓で良かったと実感できるひと時ですね。ま、自分で作っているわけじゃないんですけどね(爆)。来年から週末園芸家を目指すんだ。


さて、ニョッキ(gnocchi)と言えばイタリア料理ですね。
ではイタリアの音楽と言えば?

凄く強引な始まり方だなあ。イタリアも日本と同様に様々なジャンルの音楽が存在しているって事は容易に想像できるんだけど、如何せん不勉強なものだからカンツォーネとオペラくらいしか思い浮かばないよ。
いや待て、イタリアと言えばオペラだよ。
でもね、イタリアオペラと言ってもねえ。ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニといった作曲家の名前は知っているし、代表曲もそれぞれ「アイーダ」「トゥーランドット」「セビリアの理髪師」なんてのは一般常識としてちょっとくらいは聴いた事がある。でも、オペラなんて観た事ねえよ。
あ~、一度でいいから観てみたいな。イタリア語わかんねーけど。


ところで、皆さんピエトロ・マスカーニという作曲家の「カヴァレリア・ルスティカーナ」というオペラをご存知ですか? この名詞を見ただけで曲を思い浮かべられる人はオペラやクラシックを勉強した人ですね。
でも、このオペラの一節「間奏曲」は、誰でも一度は聴いた事があるはずなんです。
様々な映画やドラマ、CMなどで使われています。


Raging Bull (Opening)


アタシはこの映画で初めてこの曲を知りました。
レイジング・ブルはマーティン・スコセッシ監督の1980年の作品ですね。ロバート・デ・ニーロがアカデミー主演男優賞を受賞しました。
この映画のオープニングの、デ・ニーロ演じるボクサー「ジェイク・ラモッタ」が試合前にリング上でガウンを羽織ったままウォーミングアップを行っているシーンです。後ろでカヴァレリア・ルスティカーナの「間奏曲」が静かに流れます。ジェイク・ラモッタの人生を象徴するような嵐の前の静けさを表現しているのか?



Godfather Part 3 (Ending)


一方こちらはゴッドファーザーPART3のエンディングです。言わずと知れたフランシス・フォード・コッポラのゴッドファーザーシリーズの最終章。
アル・パチーノ演じる主人公「 ドン・マイケル・コルレオーネ」が家族とオペラを観劇した後の帰り際に銃撃を受けるシーン。最愛の娘(演じるのは コッポラ監督の娘ソフィア・コッポラ)が凶弾に倒れ、マイケルが絶望に暮れると同時にこの曲が流れます。そして、マイケルの最愛の人達との幸せなひと時が回想として蘇り、最後には年老いたマイケルが(たぶん)シチリアの乾いた大地に崩れ落ち、愛犬に看取られながら波乱の人生を閉じる。こちらの方がよりドラマティックですね。
曲の使われ方からすると、もはやコレはカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲のPVと言っても良いかもしれないですね。

この二つの映画の共通点はマーティン・スコセッシもフランシス・フォード・コッポラもイタリア系であること。たとえ移民の子であるとしても、イタリアのオペラを身近に感じ、そして誇りに思っている事の表れなのでしょうか。

この曲のシンプルで美しいメロディを聴いていると、単なる組み合わせでしかない音の羅列が人の心に響くという、「音楽の魔力」を感じずには居られないですね。そういう音楽が後世に伝えられて行き、結果としてクラシックと呼ばれるようになるんですね。(*1)
カヴァレリア・ルスティカーナなんて、まんま愛憎劇だし、「当り前のラブ・ソング」で「ただの流行歌」だったのかもしれないけどね。



最後に現代イタリアを代表するマエストロ、リッカルド・ムーティの指揮でボローニャ歌劇場オーケストラが演奏するカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲をどうぞ。

Intermezzo de la opera Cavalleria rusticana



(BGM 「Intermezzo de la opera Cavalleria rusticana」 : Pietro Mascagni)


追記:
いつかやろうと思って企画を暖めていたクラシックネタをやった。この先は多分無い。ネタ無いしねー。
リッカルド・ムーティがウィーン・フィルを率いて新潟に来るんだよ。
http://www.ryutopia.or.jp/schedule/08/0920c.html
S席34,000円なんて絶対無理!

注釈:
(*1)あ、この場合はクラシックというよりもスタンダードと言うべきでしょうかね。

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無題
アイドルをミニ、東京まで遠征する交通費を考えれば
3万円ってのは高くないでしょ。(苦笑)オケは人数的にPerfumeの10倍以上のギャラが必要なんですからね。

 人脈的にも、イタリア系の監督はイタリア系の音楽家に映画音楽を依頼する例は多いですからね。しかもゴッドファーザーシリーズのコッポラ監督の父親はフルート奏者(で音楽監督を務めている)です。父親の聴く音楽が子供に与える影響は大きい…なんてことを私の口から言わせないでくださいよ。(苦笑)
まるた 2008/06/09(Mon)21:21:29 Edit Top
そうですね
>まるたさん
そうですね。おっしゃるとおりです。
でも今34,000円有ったら中断してる外溝工事を再開するかな。なので、サマソニもロックインジャパンも自宅待機です。

マーティン・スコセッシの祖父がシチリア出身なので、シチリアを舞台にした歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」には特別な思い入れがあるのかなあ。
ちなみにアタシの場合は父親が海外の映画音楽や南米の民族音楽を良く聴いていたので、相当影響を受けていますね。でも父親がアタシと同じ年くらいの時毎週欠かさずキンカン素人民謡名人戦を見ていましたが、そっちの影響はまだ現れてきていません。そのうち来るかな、マイ民謡ブーム。
LSTD 2008/06/09(Mon)21:55:52 Edit Top
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音楽好きな痛い中年オヤジが、妄想に基づいた稚拙な文章でお送りする「よせば良いのに」的ブログ。

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