最近は「おせん」ちゃんが大好きでやんす。あ、いや「おせんちゃんが」と言うより、蒼井優が演じるおせんが好き過ぎます。
彼女の、どう見ても老舗料亭の女将に見えないきものの着方や髪の結い方、もんぺ姿での野良仕事っぷりや、酒の呑みっぷり。もう堪りませんね。綺麗で可愛くて、健気で清々しくて、何時間でも観ていたくなるね。
原作は読んだ事無いんですけど。
「おせん」は当初まったく期待していなかったんだけど、気が付いたら毎週欠かさず観てます。それ程良すぎます。恋です。
基本的にアタシはテレビっ子ではありません。テレビが無くても生きて行けます。
我が家では嫁がテレビっ子でドラマヲタなので、アタシがつられてドラマを見てしまう事が多いです。
(普段のアタシは、嫁がテレビを見ている傍でネットでネタ探しをしているか、イヤフォンで音楽を聴いているかのどちらか。)
そんな感じなので、ドラマは1クールで1本観るか、いや1年で1本観るかどうかってところですね。
最近ハマったドラマは、そうだな、「SP(*1)」。その前は「ギャルサー(*2)」。さらにその前は「タイガー&ドラゴン」「マンハッタンラブストーリー」「木更津キャッツアイ」「池袋ウエストゲートパーク」かな。(*3)
さて、今回はかつてハマったドラマで、その中でも主題歌(オープニング、エンディング問わず)が好きだったものを集めてみた。好きだったってだけで特に強い想いも無いので多くは語りません。
「タイガー&ドラゴン」 : クレイジーケンバンド : タイガー&ドラゴン(2005)
この曲が世に出たのは、ドラマ放映よりも音源のリリースの方が早かった。
「タイガー&ドラゴン」はアタシのカラオケの持ち歌だったが、当時、アタシの周りではクレイジーケンバンドを知っている人も少なかったので「和田アキ子の曲?」ってよく言われた。なので、ドラマの主題歌になったことでクレイジーケンバンドがようやく知られるようになって、ちょっぴり嬉しかった。
そう言えば蒼井優もこのドラマで呑みっぷりの良い女の子を演じていたっけ。
「蒼井優、良いな」と感じた最初のドラマかも。
「くちばしにチェリー」 : EGO-WRAPPIN' : 私立探偵濱マイク(2002)
映画版から続いてきた濱マイクシリーズってのは、基本的には昭和の時代の冒険活劇だと思っている。日活アクション映画へのオマージュと言うか。だからエゴラッピンの世界観と良くマッチしていると思う。ただ、ドラマ版は映画版と違って薄っぺらな感じがしたなー。何となくね。
UAが出ていた「歌姫」と、SIONの「ビターズエンド」のエピソードが印象に残っている。あと中村達也の卑怯なほどのカッコよさもね。
「借金大王」 : ウルフルズ : ナニワ金融道(1996)
トータスがユースケ・サンタマリアと出演していた「夕陽のドラゴン」がめっちゃめちゃ好きで、実は当時からのウルフルズファン。ライブへも行った。でも最近はすっかりご無沙汰している。
「借金大王」は奥田民生がライブでカバーしていたな。
基本的に「人情モノ」と「内幕モノ」が大好きなので、ナニワ金融道もハマった。コレも原作は読んでいないんだけどね。主人公の灰原(中居正広)よりも桑田(小林薫)と社長(緒形拳)のキャラが好き。
「あなたに会えてよかった」: 小泉今日子 : パパとなっちゃん(1991)
なんでこのドラマにハマッていたのか良く解らないなあ。確かにキョンキョンが良かったんだけど、それだけなのか?
小泉今日子はイイね。松田聖子がアイドルだとすると、小泉今日子はカルチャーそのものだったね。キョンキョンはカッコ良いね。今でもステキ。良い年の取り方をしている。
「マンハッタンラブストーリー」最高!!
「キ・ツ・イ」 : 玉置浩二 : キツイ奴ら(1989)
昭和の仇花だねえ。ダメ人間のダメダメな物語が大好き。吾郎(小林薫)と完次(玉置浩二)のコンビが絶妙だった。ストーリーも他愛も無い人情モノ。でもソコがイイ。このドラマはアタシのバイブルです。
http://www.youtube.com/watch?v=XEy3o-jfZmM&feature=related
アタシもその昔、古町界隈で流しの真似事で遊んだ事があるよ。ギターを抱えて知り合いのバーでムード歌謡を歌うの。楽しかった(笑)。昭和だな。
玉置浩二の「キ・ツ・イ」はアコースティックギターがジャカジャカ鳴っているファンキーグルーヴな曲でカッコ良かった。この映像にアマゾンズが映っているが、この3人組にもハマッていた。
やっぱ女性3人組って良いね。
「男たちのメロディ」 : SHOGUN :俺たちは天使だ!(1979年)
一気に時代が遡ったが、80年代モノがあまり無い? いや特に印象に残っている主題歌が無いのさー。
「男たちのメロディ」は鉄腕ダッシュでもお馴染み。”運が悪けりゃ死ぬだけさ”って、もう直球過ぎる男達の応援歌。オレ17歳。
肝心なドラマの方は正直言ってよく憶えていないwww.
SHOGUNは探偵物語の主題歌もカッコ良かったね。
「男たちの旅路テーマ」 : ミッキー吉野グループ(ゴダイゴ) : 男たちの旅路(1976)
このドラマ、毎回欠かさず親父と二人で見ていたなあ。山田太一脚本の社会派ドラマ。
ミッキー吉野の音楽は「クロスオーバー(今で言うフュージョン)」そのもので、ドラマのオープニングで緊張感をたっぷりと与えてくれる。
斎藤洋介が車椅子の青年役で出ていた「車輪の一歩」と、根津甚八が歌手を演じた「墓場の島」が印象に残っている。
(BGM 「タイガー&ドラゴン」 : クレイジーケンバンド)
注釈:
(*1)今思えば真木よう子を見ていた気がする。真木よう子をガン見していた気がする。
(*2)鈴木えみ、新垣結衣、岩佐真悠子を見ていた。ってか「いわまゆ」好き。藤木直人はこのドラマのようなちょっとズレてるキャラの方が面白いと思う。
(*3)宮藤官九郎ばっかりじゃん。
追記:
あ~、「のだめ」を忘れていた、、、。
Limited Edition |
Normal Edition |
Simple&Cool.
Mods!!
(BGM : Take me Take me - Perfume)
追記:
I have not yet watched a commercial of pino.
(都市伝説じゃないよね。あ、テレビを見てねーだけかw)
ナタリーのアーティスト登録数でついにくるりをとらえたPerfume。一瞬、トップを奪ったがくるりの巻き返しも凄まじく、僅か1ユーザー差の攻防が続いている。(2008/06/10 23:38 現在)
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Perfumeが来週の「スマスマ」でSMAPナンバーを熱唱(ナタリー)
http://natalie.mu/news/show/id/7598
Perfumeは「S・LIVE」のコーナーにSMAPメンバーとともに登場。8人でSMAPのヒット曲、Perfumeの話題曲を披露する。どちらのファンにとっても観逃せない内容となりそうだ。
2大口パクアイドル夢の競演なんて野暮な事言うなよ。PerfumeもSMAPも「あえての」口パクなんだから。それよりスマスマだよス・マ・ス・マ。先ずは挨拶代わり。そのうちビストロに呼んでもらえるようになりたいね。
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「SUMMER SONIC」第9弾でPerfumeなど7組追加(ナタリー)
http://natalie.mu/news/show/id/7563
ロックインジャパンに次いでサマソニも決定。今年は東京と大阪2会場に出演。今のパフュにはサマソニが似合うね。3部作までなら国際オルタナ見本市と化したフジロックがぴったりとハマったと思うが、Perfumeは今ではメインストリームへの道を歩み始めたからね。
今日本のシーンの中で一番ホットなのはPerfumeで間違いないだろう。そこいらのロックバンドなんかより遥かに気合の入ったステージを展開し、フロアを強烈なタテノリとモッシュの渦に巻き込む。ライブの様子は間違いなくロックだよ。なので夏フェスではPerfumeのライブを体験した事の無いロックファンにこそ観てもらいたいね。
そういえば、GAMEツアー新潟の反省会で一緒になった古参の方々が言っておられました。
「パフュのライブでクラウドサーフとか、もう、ふつーに出来るよねw」。
やったらやったでアイドル史に残る金字塔だと思うが、ますますお子達が近付き難くなるので遠慮してくださいw。ただ、ジェニーのコールでのカオスっぷり(*1)もマキシマム・ザ・ホルモンの会場一体型ヘッドバンギングに遠く及ばないので、その辺はヲタのみなさん頑張ってください。
しかしアレだね。PerfumeはアイドルとかガールズポップとかJ-POPとか、なんやかんや、もう、そんなジャンルを軽々超越したね。PerfumeはPerfumeというジャンルちゃうかと。
ってか、本来のアイドルってそんな存在だったんじゃない?
「アイドルの意味を回復」したんだね。
「love the world」 <初回限定盤> (->@TOWER.JP) |
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GAME <通常盤> (->@TOWER.JP) |
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(BGM 「シークレットシークレット」 : Perfume)
注釈:
(*1)新とか旧とかはどうでもいいです。ファンの纏まりの無さがパフュの強みなのかも知れんしね。
どうもこんにちわ。今日のPerfume@渋谷エコライブ。当然テレビで鑑賞予定でしたが時間を間違えていて、あわててテレビをつけたらジェニーをやっていてショックを隠しきれないLSTDです。
録画予約しておくんだった。
今日は実家の畑から強奪してきた「そら豆」を使ってニョッキを作りました。旬のものを旬に頂く事。季節感を味わいながら恵みに感謝する事。百姓で良かったと実感できるひと時ですね。ま、自分で作っているわけじゃないんですけどね(爆)。来年から週末園芸家を目指すんだ。
さて、ニョッキ(gnocchi)と言えばイタリア料理ですね。
ではイタリアの音楽と言えば?
凄く強引な始まり方だなあ。イタリアも日本と同様に様々なジャンルの音楽が存在しているって事は容易に想像できるんだけど、如何せん不勉強なものだからカンツォーネとオペラくらいしか思い浮かばないよ。
いや待て、イタリアと言えばオペラだよ。
でもね、イタリアオペラと言ってもねえ。ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニといった作曲家の名前は知っているし、代表曲もそれぞれ「アイーダ」「トゥーランドット」「セビリアの理髪師」なんてのは一般常識としてちょっとくらいは聴いた事がある。でも、オペラなんて観た事ねえよ。
あ~、一度でいいから観てみたいな。イタリア語わかんねーけど。
ところで、皆さんピエトロ・マスカーニという作曲家の「カヴァレリア・ルスティカーナ」というオペラをご存知ですか? この名詞を見ただけで曲を思い浮かべられる人はオペラやクラシックを勉強した人ですね。
でも、このオペラの一節「間奏曲」は、誰でも一度は聴いた事があるはずなんです。
様々な映画やドラマ、CMなどで使われています。
Raging Bull (Opening)
アタシはこの映画で初めてこの曲を知りました。
レイジング・ブルはマーティン・スコセッシ監督の1980年の作品ですね。ロバート・デ・ニーロがアカデミー主演男優賞を受賞しました。
この映画のオープニングの、デ・ニーロ演じるボクサー「ジェイク・ラモッタ」が試合前にリング上でガウンを羽織ったままウォーミングアップを行っているシーンです。後ろでカヴァレリア・ルスティカーナの「間奏曲」が静かに流れます。ジェイク・ラモッタの人生を象徴するような嵐の前の静けさを表現しているのか?
Godfather Part 3 (Ending)
一方こちらはゴッドファーザーPART3のエンディングです。言わずと知れたフランシス・フォード・コッポラのゴッドファーザーシリーズの最終章。
アル・パチーノ演じる主人公「 ドン・マイケル・コルレオーネ」が家族とオペラを観劇した後の帰り際に銃撃を受けるシーン。最愛の娘(演じるのは コッポラ監督の娘ソフィア・コッポラ)が凶弾に倒れ、マイケルが絶望に暮れると同時にこの曲が流れます。そして、マイケルの最愛の人達との幸せなひと時が回想として蘇り、最後には年老いたマイケルが(たぶん)シチリアの乾いた大地に崩れ落ち、愛犬に看取られながら波乱の人生を閉じる。こちらの方がよりドラマティックですね。
曲の使われ方からすると、もはやコレはカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲のPVと言っても良いかもしれないですね。
この二つの映画の共通点はマーティン・スコセッシもフランシス・フォード・コッポラもイタリア系であること。たとえ移民の子であるとしても、イタリアのオペラを身近に感じ、そして誇りに思っている事の表れなのでしょうか。
この曲のシンプルで美しいメロディを聴いていると、単なる組み合わせでしかない音の羅列が人の心に響くという、「音楽の魔力」を感じずには居られないですね。そういう音楽が後世に伝えられて行き、結果としてクラシックと呼ばれるようになるんですね。(*1)
カヴァレリア・ルスティカーナなんて、まんま愛憎劇だし、「当り前のラブ・ソング」で「ただの流行歌」だったのかもしれないけどね。
最後に現代イタリアを代表するマエストロ、リッカルド・ムーティの指揮でボローニャ歌劇場オーケストラが演奏するカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲をどうぞ。
Intermezzo de la opera Cavalleria rusticana
(BGM 「Intermezzo de la opera Cavalleria rusticana」 : Pietro Mascagni)
追記:
いつかやろうと思って企画を暖めていたクラシックネタをやった。この先は多分無い。ネタ無いしねー。
リッカルド・ムーティがウィーン・フィルを率いて新潟に来るんだよ。
http://www.ryutopia.or.jp/schedule/08/0920c.html
S席34,000円なんて絶対無理!
注釈:
(*1)あ、この場合はクラシックというよりもスタンダードと言うべきでしょうかね。
さて、オッサンが世の40代に最新のガールズポップでもお奨めしてみるかのぅ。
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こんにちわ。マーティ・フリードマンと生年月日が全く同じLSTDです。ちなみにホアン・アトキンスとは1日違いです。ええ、オッサンです。
さて、御同輩の皆さん、普段どんな音楽を聴かれてます? 青春時代の名残でサザンとか渡辺美里とか継続中ですか? そうですか。
アタシは現在継続中の人達は居ないなあ。ポリスとかThe JAMやスタイルカウンシルとか好きだったのにスティングもポール・ウェラーも今では聴いていないし。あんなに憧れたクラプトンもジェフ・ベックもCharとかも最新のリリースには全く興味がないなあ。
20年来とか30年来のファンですって言っても、最近の音源を聴くでもなく、昔の音源を引っ張り出してきて懐かしむだけの気持ち悪いオヤジになっちゃったなあ。やだなあ。
さて、最近、ふとしたきっかけで冨田ラボの「耐え難くも甘い季節 feat. 畠山美由紀」をラジオで聴いて、なんかアタシら70年代~80年代の音楽をリアルタイムで体験してきたオヤジ世代に妙にアピる感じの曲調に敏感に反応してしまいまして。気になってしょうがないので、冨田ラボについて調べてみたのですね。そしたらアタシが普段良く聴くキリンジのプロデューサーだったのねって、全くもって恥ずかしながら気付いていませんでしたって言うお話でして。
なんだろ、70年代のウエストコーストサウンドなどの物凄く良質なアメリカンポップをジャズやフュージョンを経由してJ-POPに持ってきたみたいな、その当時をリアルタイムで経験している世代なので、まんまツボな音使いに見事にハマってしまったんですよね。まさにアダルトコンテンポラリーな感じ。ってかキリンジが好きな理由って正にコレだったんだなって再確認したとも言えるね。
冨田恵一もアタシと同い年(62年生まれ)ですわ。
(参考資料 : http://www.youtube.com/watch?v=6x7SEX1xmY8)
で、その冨田ラボこと「冨田恵一」の仕事に興味が涌いて、いろいろと調べて回っていたら、稲森寿世の「GIRLS STYLE」を発見しました。
冨田恵一の音セカイが、自身の体験してきた音楽のエッセンスをベースに作り上げられたものだとしたら、同世代の40代オヤジがハマる要素があるかもしれないって事で、以前のエントリでも紹介済みではありますが、今回はヘビロテのカテゴリで改めてまとめておきます。
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実はここ数日間、稲森寿世のハマり具合と言ったら自分でも可笑しくてw。ある種の中毒症状にも似て、これは昨年の今頃にPerfumeの「コンピューター・シティ」と「エレクトロ・ワールド」をYahoo動画で毎日の様に眺めていた状況に似ているなあと。
Perfumeファンで「capsule→中田ヤスタカ→Perfume」の順で辿り着いた人は多いと思います。アタシの場合は直接Perfumeへ向かったので、中田仕事のリサーチは完全に後追いでした。なので、サウンドプロデューサー繋がりでアイドルポップの類に興味が涌くのは今回の冨田恵一がおそらく初めてですね。
「GIRLS STYLE」の何処に惹かれたかと言うと、ズバリ音ですね。これって、ドラムンですよね。速いBPM、せわしなく鳴るドラム、モコモコとうねりながら走るベース。厳密に言えばビバップっぽくランニングするベースのスタイルがそのまんまジャズなんで、もはやジャズンベースと呼べるかもしれないけど。
好きなんですよね、こんな感じの音が。
そもそもクールなトラックに女の子の歌声が乗っているっていう図式が完全にツボで、アタシ的には大場久美子の時代からの拘りでもありますね。
この曲を初聴した感想は「ズルイなあ」でしたね。卑怯ですよ、このトラックは。リズムトラックだけ聴くとジャジーでクールなドラムンテイストなのに、そこに温かみのあるエレピとギターの音を乗せて、さらにピコピコシンセをちりばめてスイートなストリングスを被せて味付けをして、良質なガールズポップに仕上げているんだから。音的にはドラムンをベースにジャズフュージョンとビバップとテクノポップをミクスチャーした感じで、これって全てが今の40代が体験してきた音楽のエッセンスだし。で、そんな音に乗るのが16歳の女の子のキューティボイスっすよ。ヤラレタなって。
それと、この曲のポイントはストリングスだと思うのですね。なんだろうな、ストリングスってクラシカルでコンサバティブでエレガントな印象があるでしょ。跳ねる感じのトラックと女の子の歌声だけだと、やんちゃな女の子がちょっと背伸びしているだけっていう感じがするけど、ストリングスのアンサンブルが入る事によって、イイ大人が「無邪気なギャルを洗練されたレディに変身させる」っていうMy Fair Lady的な印象がしてくるのね。深読みしすぎだけど、そこが良いのよ。いや~相変わらずキモイなオレw
「GIRLS STYLE」 : 稲森寿世 : (->@TOWER.JP) - (-> iTunes) |
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いつかのエントリのmonch71さんへのコメントレスで、「アタシが今一番観てみたいのは、ドラムンベースで歌って踊るアイドル」って書いていたのを思い出した。でもその時は、London Elektricityみたいなソリッドで渋いイメージを想像して書いたんだけど、稲森寿世の「GIRLS STYLE」を聴いた時に、こんなドラムンなトラックでも正統派のガールズポップが成り立つんだって事がもう目から鱗で、体が震えたのよ。
今までこんなのを聴いた事が無かったからね。
ただ、稲森寿世はビジュアルイメージで損をしているなあ。モデル系ってのを全面に押し出しているから、CDパッケージ等のビジュアルがクールなイメージが強くて、見た目があんまり可愛くないんだよね。取っ付きにくいっていうか。「GIRLS STYLE」のPVのオリジナル版はあんまりだな。彼女のキュートな面が全く生かされていないと思うな。
なので、PVをご覧になるのなら「GIRLS STYLE ~SHIBUYA GIRLS VERSION~」の方を強くお奨めする。
ってか、めっちゃ可愛いのよコレが。
「GIRLS STYLE ~SHIBUYA GIRLS VERSION~」
こんなイメージで各種パッケージを展開すれば良いのにと思うね。もったいないなー。
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さて、カップリングの「ジェニーはご機嫌ななめ」についても書いておく。
ジューシーフルーツをリアルタイムで体験している世代なので、この曲についてもそれなりに思い入れがある。
実はこの曲、アタシにとっては「なんなんだよ、この女!」ってイラつく曲なんです。小悪魔的な存在に振り回されて、ただ疲れるだけってイメージ。この曲をリアルタイムで聴いていた当時、現実世界でも小悪魔的な女の子に振り回される純朴な高校生だったので、「抱き合って眠るの」ってフレーズを聴くたびにイラついた。ものごっつ悶々としながら、さまざまな妄想で頭の中がいっぱいになりながらもイラついた。
~その気も無いくせになんだよ。~
Perfumeの「ジェニーはご機嫌ななめ」って、子供が無理やり歌わされているって感じがして(*1)、まあ、聴いていて特にどうのって感情は涌かない。ってか涌いてどうする(笑)。でも、稲森寿世の歌うジェニーはまんまジェニーだよ。イラつく感じを思い出したね。16歳の女の子に振り回されてみたいとは思わないけど。だいたいお父さん世代だし(笑)
ちなみに、この「ジェニーはご機嫌ななめ」は野崎良太(Jazztronik)が絡んでいます。
けっこうイイ感じの大人のテクノポップってテイストで、ここでもある種「大人が手懐けたろか?」なMy Fair Lady的雰囲気がおつな味わいです。
(BGM 「GIRLS STYLE」 : 稲森寿世)
注釈:
(*1)レコーディング当時の年齢からすれば当然。でも、インディーズ期の楽曲がライブで軒並み切り捨てられて行く中で、今後もこの曲を演目として取り入れるつもりなら、次回のアルバムあたりで「ジェニーはご機嫌ななめ ver.2009」って感じでレコーディングし直した方が良いと思う。だって、小悪魔キャラ全開の樫野さんに振り回されてみたいだろ? みんなw。
「で、かしゆかはどうだった、かしゆかは?」
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。