最近、めっきり『ジジイになったな』と思うのは、自分が人生で一番多感な時期である10代を過ごした70年代の音楽がたまらなく愛しくなってきた事。
かつて聴いていた音楽が懐かしいというのもあるのだが、当時聴きそびれてしまった音源や全く気に留めなかった楽曲までもが、「そうかそうか、俺に聴いて欲しいのか。長い間待たせてすまなかったね。」的な気持ち悪さとともに『聴きたい』という欲求がふつふつと湧き上がるのである。
70年代の音楽は良いね。特にフュージョンとして十把一絡で語られる以前のジャズ・ロック、ファンク・ロック、ジャズ・ファンクなどのクロスオーバーなムーヴメントが堪らなく良い。
全く洗練されていなくて、歪な音の塊だったりするのだが妙にカッコいい。言うなればランボルギーニ・カウンタックな趣だね。(え? そうなのかw)
Chameleon (Pt. 1)
Chameleon (Pt. 2)
HERBIE HANCOCK (Key), BENNIE MAUPIN (Sax,Flute) ,PAUL JACKSON (Bass),HARVEY MASON (Dr), BILL SUMMERS (Perc) と言う布陣。
10分以上に渡る曲なのでファイルが分割されているけど仕方ない。
立ち上がりのハービー・メイソンのドラムが非常にシブくて、シンプルにハイハットでビートをキープしながらスネアとキックがファンキーなグルーヴを醸し出していてグッと引き込まれますね。
テーマ部分から続くハービー・ハンコックの前半の攻撃的なシンセのソロも良いですが、8:00を過ぎた辺りから曲調が変わってフェンダー・ローズでじわじわと上げてくる後半の盛り上がりが一番のお気に入りです。
Head Hunters (->@TOWER.JP) |
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Track List |
このアルバムは1973年に発売され、当時はマイルス・デイヴィスからの流れでジャズを期待したファンからは「何してくれてんねん」と大目玉を喰らったそうだ。いや、違うんだって。ハービー・ハンコックと言う人は80年代にはHipHopの要素を取り入れるくらい先進的な人なワケなので、ファンクへの傾倒は当然の流れだったのだね。
おまけは1985年の来日時の映像。音的にしっかりと80年代に進化している辺りは流石だ。
ハービーのショルダーキーボードもさることながら、Wayne Brathwaiteのベースが痺れる。
Herbie Hancock - Chameleon 1985 - 1 (to be cont.)
Herbie Hancock - Chameleon 1985 - 2
俺、そういえばビデオに録画していたよコレ。ベータだから今ではもう観れないけどねw
先日、倅を連れて『ラ・フォル・ジュルネ新潟』に行ってきました。
フランス発祥のクラシックイベント「ラ・フォル・ジュルネ」の新潟版ですね。確か今年で2回目なのかな。今年のテーマは『ウィーンのベートーヴェン』だそうです。
乳幼児も入場可能なプログラムが幾つかあったので、ドミトリー・リスの指揮によるウラル・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェンを新潟市民芸術文化会館のコンサートホールで聴いて来ました。
倅にとっては、初めてのライブ体験です。
「0歳からのコンサート」
出演者:
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)
曲目:
ベートーヴェン:序曲「命名祝日」 op. 115
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 op. 50
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op. 67 「運命」より 第1楽章
新潟市民芸術文化会館のコンサートホールってパイプオルガンが常設されたクラシック専用に設計されたホールなんですが、2000席クラスの規模でPAを通さない楽器の生音が程よく回る良い会場だなと思いました。って、他にクラシック専用ホールを知らないので比較対照の無い主観的な感想ですけどね。
別に特にクラシック好きでも無いのですが、地方に居るとプロの音楽家による「乳幼児入場可能」な音楽イベントに出会う機会もあまり無いので何でも良かったんですけどね。
で、倅の方は1曲目の「序曲『命名祝日』 op. 115」辺りは大人しく聴き入っていましたが、2曲目以降は飽きてしまって、後ろの席の同年代の女の子に熱視線を浴びせながら猛アタックを始める始末。
お前、こんなところでナンパしてんじゃねえよw
序曲『命名祝日』 op. 115
(注)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏ではありません。
5月からはせめて隔週を目指します。ま、Perfumeの新曲もリリースされるしね。
スイマセン。毎度のメモです。
CD:
「liminal」: 砂原良徳 (*1)
「Wasting Light」: Foo Fighters (*2)
「Patissier」: Hideo Kobayashi (*3)
「Yikes!」: London Elektricity (*4)
12:
「MILES」: DJ SODEYAMA (*5)
「GLIMMA / ILLUSIONS」: PRYDA (*6)
DL:
「Love For Japan (BEATPORT EDITION)」(Albam): Various Artists (*7)
「To Hume EP」(EP): Vincenzo (*8)
「The Passion Of Zorro - Club Mix」(Track): Omid 16B (*8)
「Aurora Borealis - Marc Marzenit & Henry Saiz Atilan Remix」(Track): Ian O'Donovan (*8)
「Easy As Can Be - Tom Middleton Liquitech Mix」(Track): Guy J (*8)
解説:
(*1) 砂原良徳の名作『LOVE BEAT』以来10年ぶりのオリジナルアルバム。前作の『LOVE BEAT』は私がかつて出品したアートイベントの作品展示のBGMに(勝手に)使わせてもらうくらいに好きでした。(ちなみにそのイベントのタイトルが『LOVE BEAT』だったんですがね(笑))
前作はBEATを意識したマテリアルの配置だったのですが、今作はその系譜にありながらもよりアンビエントな作品群でした。
(*2) アメリカン・ロック界の最後の良心とも呼ばれるデイブ・グロール率いるFoo Fightersの4年ぶり(?)の新作。かつてはオルタナだったフーファイも今ではすっかりアメリカン・ロックの王道を行くメインストリームなバンドになったな。今作もそんな感じ。自身のバンドはすっかりメインストリームで、片手間で関わっている『Them Crooked Vultures』とか『Queens of the Stone Age』の方がオルタナ魂を感じるな。
(*3) Hideo Kobayashiのリミックス・ワークス集が出ました。クールかつエレガントなハウス。
(*4) こちらは『Syncopated City』以来3年ぶりのLondon Elektricityの新作。ちなみにLondon Elektricityが初音ミクをフィーチャーする時代になったようです。http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-8495.html
(*5) DJ SODEYAMAの12インチを初めて買ったのですが、殆ど聴いていない。つか、これ買ったの先月だよw
(*6) PRYDAの新作。PRYDAだけは何があっても12インチで買う事にしている。つかコレクターと化している。でもこれも殆ど聴いていない。ついでに、これ買ったの先月w
(*7) オサレ系NYハウスの殿堂的レーベル(適当・笑)『King Street』の震災チャリティーコンピ。「**売上げは日本赤十字社を通して、被災者の皆様の復興支援に寄付させて頂きます**」との事です。一助になればと購入。
(*8) 実は我が家にVestax TR-1を導入してPC-DJ環境を整備しました。で、TraktorもPRO2にアップグレードして、まー楽しいっす。そのTraktorにBeatportの10$分クレジットがおまけで付いてきたので、Bedrockの新リリースを中心にいくつかダウンロードしてみました。プログレやテックハウスを空間系エフェクトをかましながらロングMIXしていると時を忘れますね。そういった意味でもPC-DJのビートシンクって凄いと思う。ピッチ合わせの煩わしさからDJを開放させて選曲やMIXに専念させてくれるからね。素晴らしいわ。
参考資料:
Foo Fighters - Wasting Light (Live from 606) -
Jerome Sydenham And Tiger Stripes - F12 (Hideo Kobayashi Remix) -
London Elektricity - Yikes! (Official Video) -
Pryda - Glimma (Original Mix) -
DJ Sodeyama - Miles (Nick Curly Remix) -
P'taah feat Miho Hatori - Tears and Light (Kuniyuki Dub) -
Guy J - Easy As Can Be (Tom Middleton Liquitech Mix ) -
毎度メモです。
CD:
「レキシ」: レキシ (*1)
「レキツ」: レキシ (*1)
「Labyrinth」: Terry Lee Brown Junior (*2)
12:
「No Smoking」: 原久美子 (*3)
DL:
「The Next Ten Years」(Album): Tojami Sessions (*4)
「Dreams feat. Michi」(EP): Keisho Kikuchi (*5)
「Tunami EP」(EP): OMB (*6)
「Destination - Original Mix」(Track): Milton Jackson (*7)
解説:
(*1) 俺は完全に池田貴史の才能を見縊っていたなあ。かつてスペシャで「ドーはドーナツ。レーはレキシ。」ってやっていた頃は完全なお遊びで色物だと思っていてアルバムリリース時も全く興味が無かったのだが、ちゃんと聴いておくべきだった。レキシは凄い。何が凄いって、池ちゃんの作り出すグルーヴとファンクネスとポップセンスがハンパ無い。クオリティの高いトラックの上にある意味チカラ技な歌が載る驚異の歴史絵巻。これは、ふざけた事を大真面目にやると色物ではなく芸術になるという素晴らしい見本だと思う。脱帽。
(*2) Terry Lee Brown Juniorのチェックを怠っていたら新作が出ていました。エレガントなダンスミュージックは相変わらず。
(*3) 原久美子のファーストをオクで手に入れました。完全な70年代ジャパニーズポップスです。昭和です。セカンドの「熱風」とは趣が全然違う。
(*4) このブログでもおなじみのドイツのテックハウスレーベル『Plastic City』からリリースされた「Tojami Sessions」のアルバム。硬質なディープハウス。
(*5) OMBが参加しているので試聴したら思いのほか良かったのでダウンロード。
(*6) で、OMBの「Tunami EP」をダウンロードしたのが3月11日の午前1時でした。
(*7) 久々に聴くMilton Jacksonの新作(?)です。テックハウス。
参考資料:
レキシ - 真田記念日 -
レキシ - きらきら武士 feat. Deyonna -
Terry Lee Brown Junior - Bohemian Life (Original Mix) -
Tojami Sessions - Working On Mars -
Milton Jackson - Destination (Original Mix) -
雑記:
一日も早く日常に戻りましょうね。色んな事を自粛ばかりしていたら経済が停滞して確実に復興は遅れます。
被災地の事を考えて節約をするのは大切ですが、自粛の必要はもう無いのでは?
今日、ウチの会社に関連会社の人がチューリップの切花を売りに来たので10本ほど買いました。
卒業式の謝恩会や会社の送別会などが自粛されて、この時期の需要を見込んで栽培していた切花が全く売れないらしいです。被災や風評被害ではなく、自粛による不買が新潟の切花農家を苦しめています。
何だかなあ、、、。
Aerosmith - I Don't Want To Miss A Thing -
ベタ過ぎましたねw
頑張れ勇者達!
今の俺には固唾を呑んで見守る事しか出来ないが、、、。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。