ダンスミュージックに対してはダンスで応えるのが礼儀です。
最近のPerfumeのライブはスタンディングではなくなってしまったので、椅子が邪魔でなんだかなあと思いますが、近隣の迷惑にならない様に気を配りながら、できる限り始終揺れてます。
それが、素晴らしいダンスミュージックを提供してくれるPerfumeへの最低限の礼儀だと思っています。
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なんだろな、俺、ライブを観に東京ドームへ言った事が無かったので良くわかんないけど、Perfumeがドームでライブをやるって聞いて、さらに大本さんの『みんなオシャレして踊りに来てね。楽しみにしてます!』ってコメントを読んだ時に漠然と「やた! 巨大屋内レイヴだ! Perfumeで踊れ!」みたいな感じですんごい妄想が広がったんだよね。
http://lstd.blog.shinobi.jp/Entry/466/
ライブ自体はアレが今の3人が(と言うより陣営が)出来る精一杯だと思うので、ライブイベントとしては良かったのではないでしょうか。特に2007年に観損ねて悔しい思いをした「Perfumeの掟」の2010年版がここで披露されて、祝祭空間を飾るにふさわしい出し物だったと思います。しかし、アリーナ席とは言え、殆ど生の3人の姿が見えなくて全容がどうなっていたのか良く解らなかったので、WOWOWの放映やDVDを楽しみに待ちたいですね。
ただ、セットリストに関しては、色んな方が言われているように「御新規さんのための解かり易い品揃え」を意識しすぎたのか、なんかメリハリの無い印象を受けましたね。『Dream Fighter』や『I still love U』ではなく『edge (Triangle-mix)』や『マカロニ』でも良かったのにね。つか『おいしいレシピ』と『イミテーションワールド』と『リニアモーターガール』だろ。
ま、いいや。50000人も集めたんだし。凄い事ですよ。
それよりも、オープニングの白無垢姿(あえての表記)を見て娘を嫁に出す寂しさを味わい(笑)、さらにサビで飛び跳ねてその他はパンパン手拍子という何とも一様に味気ない反応をする大勢の観客を観るにつれて、「あー、この娘達は、この人達の元に嫁いだわけか」と何とも言えぬ気分になったよ。
このブログでさんざん言ってきたので、今更言いたくないが、ダンスミュージックで踊らないってどういうことよ。Perfumeの音楽は彼女達が踊るためだけにあるんじゃないんだぜ。のっちも言ってたじゃないか。『みんなオシャレして踊りに来てね』って。彼女の言葉に真剣に向き合ったPerfumeファンはどれくらい居たんだよ。
おしゃれに関しては「ハレの日を祝うために自分自身が出来る精一杯の努力」が見られれば良いと思うので、その点に関してはまあいいや。チェックのパンツとライダース・ジャケットで中年パンクス風情を演出した痛いオヤジの件はどうでもいいだろ。
問題は「踊り」だ。あの日の一番の踊りどころって何処だと思う? お着替えタイムだよ。なんであの音に反応しないかなあ。575でチルアウトした後で、あのタイミングでフロアを暖めておかなくてどうすんだよ。あの時間帯で数万人が思い思いに体を揺らして大きなうねりを作っておいた後でPerfumeが再登場して「掟」とともに最高潮に達していたらこの上ないレイヴ感が味わえただろうに。あーもったいない。
Perfumeは今回のドーム公演で会場の規模としては一つの到達点に達した。しかし、観客の手なずけに関してはまだまだだな。コール&レスポンスには過剰に反応するが「踊って」って頼んでも踊ってくれない人達を全員躍らせる事が出来たら、3人はエンターテイナーとしての到達点に達すると思う。だから今度はソッチを目指して欲しいね。な~に、西脇さんには簡単な事だろう。
つか、すっかりぼやきモードになってしまいましたが、オーラスで「願い」をやらずに『大きなチャンスをくれた曲』としてポリリズムを披露してくれたので、感極まって涙がこぼれそうになりました。ありがとうPerfume。
さて、最後にドームのもこもこした音響の中で、背筋がゾクゾクっと来るようなレイヴ感を確認した3曲を貼って終わるね。やっぱ、この3曲はアンセムだわ。
Computer City
Chocolate Disco
Polyrhythm
追記:
ドームのあの音。ヨーロッパのスタジアムレイヴをやっているような音響スタッフに頼んだりすると変わるのかなあ。
追記2:
この3曲は俺にとってアンダワで言うところの「Rez」だったり「Born Slippy Nuxx」だったり「Two Months Off」だったりするな、
あと、エレワーもモワっとした音響の中で凶暴なグルーヴを感じましたが、3曲にこだわった(特に意味は無い)ので外した。
急激に寒くなって体調壊しそう。
もう、来週ドームじゃんか、、、。
毎度メモです。
CD:
「Barking」: Underworld (*1)
12:
「NITON / VEGA」: PRYDA (*2)
「SATELLITE」: JOHN DIGWEED & NICK MUIR (*3)
解説:
(*1) 嫁の車に乗るといつもコレがかかっている。倅のチャイルドシートは嫁の車に載せてあるので、家族で出かける時は何時もコレが車内で流れている。つまるところ、我が家アンセム。
(*2) 先月に引き続きPRYDA。近作はブリブリなエレクトロ感が薄れてきて、往年のトランシーなプログレ感が戻ってきた様な気がするんだけど最近はみんなソッチを向き始めたの? いや、多分それは気のせいだ。
(*3) コレはジャケ買いですww なんて解かりやすい「テクノな」ジャケットなんだろう。最近仕入れる12インチはPRYDAとBedrockだけになってしまったなあ。
参考資料:
Underworld - Diamond Jigsaw -
Pryda - Niton -
Pryda - Vega -
John Digweed & Nick Muir - Satellite -
今日、CSで「ねぇ」のPVを観て、NBBのCM版で感じていた事が確信に変わった。
3人の可愛らしさやダンスのキレは相変わらずだが、22才を迎えた彼女達には単純に「キュート」と「クール」だけでは捕らえられない要素が存在している。
それは「エレガンス」だ。
間違いないと思う。
この辺は他のアイドルグループの追随を許さない部分だと思うよ。
(って、他のアイドルグループってのを良く知らない俺が言うのもなんだがw)
追記:
嫁が倅を連れて買い物に出かけて、NBBを覗いたら例のCMが店内で流されていて、ウチの倅ったらそれを観て「きゃっきゃ」と強烈に反応していたらしい。なんて解かり易い子w
ちなみに宮崎あおいの「earth music&ecology」には全くの無反応だったらしい。
CD2枚、DVD1枚、ブックレットが「ファン・サーヴィス[sweet]風ケース(笑)」に収まる豪華仕様。
TOMATOのアートワークが堪能できる素晴らしいパッケージ。
Underworld - Always Loved A Film -
Underworld - Scribble (radio edit) -
Underworld - Diamond Jigsaw -
Barking [初回限定豪華BOX仕様] [2CD+DVD+36Pブックレット] (UWR00032-6) (-> AMAZON) |
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Track List |
私にとってUnderworldって、DVD「EVERYTHING, EVERYTHING」にも収録された99年のフジロックでのライブが「音楽体験上の一つのパラダイムシフト」でもあったので、やっぱ別格なんですよね。特にアルバム「Second Toughest In The Infants」と「Beaucoup Fish」が、というかダレン・エマーソンが居た頃の音が好き過ぎてもうどうにもってくらいに。
ところが、ダレン・エマーソン脱退後のUnderworldってなんだろう、「Two Months Off」という「Born Slippy」に匹敵する強烈なアンセムはあったものの、何かしっくりと来ない感じがあったのね。
それが、今回のアルバム「Barking」を聴いていたら、99年フジロックのホワイトステージで感じた高揚感が蘇って来たね、うん。
Dubfire、High Contrast、Paul van Dykや、おなじみのDarren Priceといったダンスミュージック・クリエーターとのコラボレーションにより生まれた今作は、「やっぱ、カールとリックのおっさん二人組じゃなくて、プロダクトとしてDJと組んだ方が良いんじゃね」と思わずにはいられないね。
特に”Scribble ”は、London Elektricityでおなじみのドラムン・レーベル『Hospital』の看板アーティスト「High Contrast」と組んだものだけど、High Contrastの構築したフォーマットでUnderworldの音が鳴っていて、さらにカールおじさんのボーカルが乗っているという、「アンダワのドラムンを珍しく感じない」程のハマリ具合だと思うね。そしてこのハンパないアンセム感はどうよ。
さらに、極めつけはジャーマン・トランスの伝説的DJ「Paul van Dyk」と組んだ”Diamond Jigsaw”のハピネスさ。完全なるギターポップだし、ぜんぜんトランスじゃねーしw。前作(OBLIVION with Bells)ではあまり感じられなかった「ポップさ」が際立って「ダンスミュージックってやっぱ楽しいな」って再認識させてくれる。
今回はほぼ全てにおいて他アーティストとのコラボレーションなので、完全なる「アンダワ印」ではないです。ま、ソコが賛否両論の的になりそうではありますが、私的には「聴きやすくて楽しいアルバム」ですね。
急に涼しくなるんで調子狂うよね。
しっかし、今月は全然音源を仕入れていないね。
家で音楽を聴く事は殆ど無い。DJ機材もあんまり触っていない。
倅をおんぶして自宅DJやろうかなと考え中。
少ないですが、毎度メモです。
CD:
「Wildflower & Cover Songs: Complete Best 'TRACK 3'」: Superfly (*1)
12:
「M.S.B.O.Y. / THE END」: PRYDA (*2)
「VIRO / EMOS」: PRYDA (*2)
解説:
(*1) Superflyのニューシングル。しかしおまけが豊富でトラック数が多いのでアルバム扱いらしい。んなことどうでも良いけど。
今回の「Wildflower」は結構好きな曲調ですが、うーん。正直言って昨年の「恋する瞳は美しい」を上回る楽曲にはなかなか出逢えないなあ。なので、お目当てはおまけの「洋楽カヴァー集」になるのだが、こちらも正直って「Rock And Roll Hoochie Koo」を前にすると他の全てが霞んでしまう。
(*2) PRYDAのアナログ盤アートワークは既に別シリーズに突入中。相変わらずコレクターとして蒐集中。
新シリーズが一通り集まったのでそのうちエントリを上げる予定。
参考資料:
Wildflower - Superfly -
Pryda - M.S.B.O.Y (Original Mix) -
Pryda - Emos (Original Mix) -
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。