日本のテックハウスは本当に美しい。
これは日本が世界に誇れる、美意識に満ちた音楽だと思います。
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私の中では西脇綾香と双璧をなす「もう一人のディーバ」TOMOMI UKUMORI。彼女とのコラボレーションワークを通して私に素晴しい作品を届けてくれるHideo Kobayashiのアルバム「ZERO」がリリースされました。
90年代から活動し、海外からも多くのリリースを続けてきたベテラン・ハウス・プロデューサーの彼にして、意外にも自身初のアルバムだそうです。
このアルバムは、STUDIO APARTMENTでお馴染みのAptの関連レーベル「Apt. International」からリリースされていた音源をメインに構成された、いわば「Complete Best」な趣ですが、Hideo Kobayashiの描く「今」を体感するのに最適です。
HIDEO KOBAYASHI 1st Album "ZERO" 2009.3.7 Release!!
「ZERO」:Hideo Kobayashi (->@TOWER.JP) |
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Track List |
毎度の如く、ボキャブラリが少なくて、非常に伝わりにくい感想を。
Hideo Kobayashiの音世界は、透明感のある美しい音もさる事ながら、肌を通して伝わる質感というか感触というか、そんな「感じる音」でもあるのかなと思います。打ち込みの電子音楽だけどクールやソリッドとは程遠い感覚。それは、木漏れ日が肌に当たる感覚や、林の中を抜ける風が肌をなぞる感覚だったり、きめが細かくてしっとりとした「優しい何か」に触れた感覚だったり。音の質感がとても心地良いです。
それと、何と言っても彼の描くメロディラインの切なさは、「Hideo Kobayashiと行く80分のセンチメンタルジャーニー」と言ってみる。
追記:
@TOWER.JPの紹介文とまるかぶりなので、書こうか書くまいか迷ったのですが、あえて記しておきます。
10曲目に何の前触れも無く突然現れるアーバンソウル風な「You Changed The Way feat. Mina Jackson」ですが、少なからず違和感を禁じえません。しかし、その意外性こそがHideo Kobayashiの懐の深さと言うか、奥行きを感じる部分でもあると思います。
ハウスのフォーマットだけでは伝えきれなかった「何か」がそこにあるのだろうし、別の見方をするとラストのRockstarへ繋ぐための極めて渋い「タメ」と見ることもできる。
ともあれ、タダ者ではないですね、この人は。
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。