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独り言だったり妄想だったり。 単なるメモだったり、、、。 by LSTD
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「GAME」ツアーがいよいよ始まりますね。

今回のツアーで新潟に来られる方も居ると思いますが、今日のエントリは、ライブ会場である「新潟LOTS」周辺に的を絞って、滞在時間が短い「日帰り派」の方にお奨めな情報を載せてみました。

アタシは、新潟市の中心部に10年以上住んでいたとは言え、正直なところ「新潟市」の事を良く知らないです。だいたい極度の出不精で、休日には郊外のパワーセンターやショッピングモールに出かけるくらい。新潟市内の観光名所巡りなんてした事がないし。
はい、何が言いたいかというと「観光案内をしたいけど出来ない」って事です。なので、あまり参考にならないかもね(笑)

会場の新潟LOTSは新潟駅から徒歩15分くらいでしょうか。新潟駅周辺で一番賑やかな「万代エリア」を少し外れたところに在るんですが比較的解りやすい場所にあると思います。早めに新潟入りして、万代エリアを中心に散策してみては如何でしょうか。
新潟LOTS : http://www.fmniigata.com/user/lots

banndai01.jpg
会場周辺の地図。クリックで大きくなります。



万代エリアと言えば万代シティ。この辺りは新潟市内でも最大規模の商業エリアで、伊勢丹やALTA、ビルボードプレイス、ラブラ万代などのデパートやテナントビルが立ち並びます。でも、わざわざ新潟まで来て東京で買えるモノを見てどうするんだ?って思うでしょ。
そこでレインボータワーですよ。地元民は殆ど乗らない回転式展望台です。展望台からの眺望はなかなか良いです。まあ、話の種にw

それと万代シティに来たついでに、新潟ならではのファーストフードであるイタリアンを試してみてください。レインボータワー乗り場から広場をはさんで対面にある「みかづき」へどうぞ。

万代シティ:http://www.bandaicity.com/
みかづき:http://www.mikazuki-go.com/index2.html




で、せっかく来たんだから珍しいお土産を買いましょう。手軽に買える新潟のお土産といえば「柿の種」や「笹団子」なのですがベタと言えばベタ。貰ってもあまり有難味がありません。
そこで「ロシアチョコ」です。チョコだし。チョコだよチョコ(笑)。
新潟には全国的にも珍しいロシアチョコレート専門店があります。珍しすぎてアタシもまだ一度も食していないもの(爆)。新潟LOTSに程近い場所に店舗を構えているので、会場入りの前に立ち寄るのも良いかもね。
ってアタシが今度行ってみよう(笑)

ロシアチョコレートのまつや : http://www.choco-matsuya.com/



さて、新潟といえば酒。日本酒です。アタシが県外の方にお奨めする新潟の地酒は「〆張鶴」と「緑川」なんですが、重たい酒瓶を抱えて帰るのは大変ですよね。一升瓶の重さが苦にならない方は是非。多分新潟伊勢丹の地下食品売り場で購入できるはず? (あれ? 自信がないので欲しい方は事前にご確認を)。一番のお奨めは〆張鶴の純米酒「純」。
持ち運びを考えると、カップ酒のように手軽なものが良いですよね。〆張鶴は「ツルカップ」というカップ酒を販売しているのですが、これは蔵元のある村上市をメインに流通しているので新潟市内でもなかなか見ることは出来ません。
そこで、お奨めなのが「ふなぐち 菊水 一番しぼり」ですね。
菊水酒造が販売しているカップ酒ですが、コレはかなり効きます。どこでも売ってます。駅のキオスクで買うことが出来ます。ライブ終演後に新幹線の中で呑んでみて。その後の記憶が無くなるから(笑)。


とりあえず今回はこのへんで。次回はゆっくりと新潟を堪能したい方へディープな新潟情報などを。
って次回は在るのか?


(BGM 「Tour de France Etape 2」 : Kraftwerk from Minimum - Maximum (Live))


追記:
ロシアチョコ食べてみたよ。コレはなかなかのもんだ。甘過ぎず、洗練された印象さえある。
包装の彩りもポップで可愛らしく、女子へのプレゼントとしても最適よ、旦那衆。

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Sly & The Family Stoneって何だ?


みなさんこんにちわ。Perfume関連でココを訪れた方はビックリしたでしょうね。このブログはいちおう「ダメ親父の音楽日記」なので、しょっちゅうこんな事が起きます。

さて、今日のエントリは「かしゆか&ザ・ファミリー・ストーン」の新譜、もとい、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「Fresh」のジャケットを紹介します。すみません、「空中キャンプ」さんのこのエントリがあまりにふざけていた(笑)ので反応しただけです。


「Fresh」 : Sly & The Family Stone (->@TOWER.JP) 
FRESH01.jpg

このジャケットデザインは結構有名ですよね。たしかスガシカオがこのジャケットをモチーフにしたTシャツを着ていたと思います。
スライ、カッコ良過ぎ。鋲打ちレザースーツがステキ。ファンキーなジャンピングキックが炸裂! いなたさ全開!!

「Fresh」はスライ&ザ・ファミリー・ストーンの1973年の作品。スライ&ザ・ファミリー・ストーンの音源はこれしか持っていません。買ったのは今から20年くらい前かなあ。アナログ盤じゃなくて輸入盤のCDです。

「Fresh」の音世界は、このジャケットのイメージそのままの音です。シンプルな音の構成の中にファンキーなグルーヴが存在するという。このエントリはアートワークを紹介するのが目的なので楽曲のレビューは控えますが(*1)、音のイメージを例えると、そうだな、納豆かな。音と音を納豆の糸みたいな粘っこいグルーヴが繋いでいる感じ。あ、濡れせんべいも近いかな。わけわかんねー汁が出て湿ってしまった感じ。解りにくいねw

スライは薬物中毒になったり、服役したり、隠遁生活をおくったりしていたが、最近復活してライブをやったり、健在かどうかは分からないけどまだ生きているようです。
お願いですからかしゆかと一緒にしないで下さいw



ちなみに、アートワークはJohn Berg (http://e-daylight.jp/design/covers/designers/berg.html) のお仕事です。

 

1974- Sly & The Family Stone - If You Want Me To Stay



(BGM 「If You Want Me To Stay」 : Sly & The Family Stone)

 

注釈:
(*1)音源レビューはそのうちやります。70年代や80年代のカテゴリをたてて、埃を被ったレコードを引っ張り出してくるような企画。


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『GAME』が発売1週目で15.4万枚を売上げ、4/28付週間アルバムランキングで自身初の1位を獲得した。
http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/53959/full/


いやあ、スゲーよ。売れたなー。15.4万枚!!
それにしても、いろんな人のブログでレビューを見るけど、何で「GAME」とか「Take me Take me」とか「Butterfly」の評価が低いんだ? フロアへ持っていけば大化けしそうなくらいの出来なのに。
リミックス出せよ徳間! リミク(ry

って、ダメダメだなオレ。何か大切な事を忘れている。


P.T.A会員の皆さんは会員ページのムービー「【速報!】その瞬間・・・ 2008.04.19」をご覧になったと思います。アタシも見ました。見ていてなんかホロっと来ました。P.T.A会員になろうか悩んでいる人は今すぐ入りなさい(笑)。あのムービーを見るだけの価値はある。
デイリー1位獲得時のドキュメンタリーなんだけど、それを見ていたらアタシのアフォみたいな妄想はどうでもよくなった。ってか、Perfume不在の虚しい空想に過ぎなかったなあと恥ずかしくなってしまった。何を考えてんだオレ。あの3人のダンスで最後のピースが埋まるのに。


このアルバムの完成を誰よりも待ち望んでいたのは彼女達だ。

努力が報われる瞬間というものは、実に素晴しく、そして美しいものだ。今日言いたいのはそれだけ。


先ずは祝杯。



(BGM 「シークレットシークレット」 : Perfume)


追記:
誰か知っていたら教えてください。
DTM/DAWを使用して、トラックの製作からボーカル入れ、ミキシング、マスタリングと、全ての作業をプロデューサー個人のデスクトップで完結した音源で構成されるアルバムがオリコンで1位を記録したことはかつてあったのでしょうか? このアルバムは多分そうだと思うのですが(全くの想像ですけど)
もしそうだとしたら、製作現場の観点からも快挙と呼べそうですね。時代が大きく動くきっかけになるかも知れません。

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ここの所、入手した音源のレビューが何一つ出来ないまま「GAME」祭りに突入してます。すっかりタイミングを逃してしまいました。

「QUEST」 : SPECIAL OTHERS
「Dots And Spaces」 : Foog
「Silver Moon」 : Calm

気に入っていてヘビロテなんだけど、レビューを書くタイミングを逸してしまいました。でもそのうち「何故に?、この時期に?、今更?」な頃合でエントリをアップしますね。そんなダメダメな人だから。あ、多分このラインナップに間もなくカエラとキリンジも仲間入り(笑)

* * * * * * * * * * * * * * * * * *

さて、「THE UNITED COLOR」 : KENSHUです。以前のエントリで「Word Is Life Feat BENU」をレヴューした際にKENSHU氏御本人にコメントを頂きました。有り難う御座いました。こんな辺境のブログを発見して下さってビックリしましたよw
その時に頂いたコメント『今度のアルバムはHiphopからnujazz、Drum'nbaseまでになってしまいました』がかなり気になりまして。「Word Is Life Feat BENU」のジャジーなトラックがめちゃくちゃカッコよかったので、あのテイストでDrum'nbaseはどんな感じだろうって、凄く期待してた。で、正直言いますよ。

予想の上を行っていた。コレはイイ。

何て言ったら良いのか上手い表現が見つからないけど、ブレイクビーツ、ハウス、ジャズ、ドラムン、さらにエレクトロまで、KENSHU氏が自分の体の中に取り込んだ様々なグルーヴをぐるんぐるんにかき混ぜて取り出して、その上にHiphopのエッセンスを加えて出来上がった「ミクスチャーHOP」って言うか、そんな感じ。
R&Bから2STEPぽいもの、さらにドラムンとバラエティに富んでいて聴いていて楽しい。それと一貫して感じられる「Hiphop」への強いこだわりと「Jazz」への畏敬の念。音的にはFlowerRecords時代のjazztronikや、2000年前後のMONDO GROSSOを連想させる部分も有るけど、「懐古的なニュアンス」ではなく「今ならコレでしょ」と思わせる説得力というか、そんなセンスがある。
トラックの纏め方もとてもバランスがよくて、無駄が無いし、凄く高度な事をサラっとやっている感じさえする。


「THE UNITED COLOR」 : KENSHU (->@TOWER.JP)


1.INTRO
2.Word is life feat BENU
3.陽炎 ~Original mix~ feat Aliya Miharu
4.A World of that feat Jazzin' park・bymyway
5.Lost ~D & B mix~ feat BENU
6.Flow jack feat KAJUCK・YUKI
7.Fall in lie feat BENU
8.Outro ~just by my case~

価格:1,500円 

どの曲もトラックメイキングのセンスが良い。
特に「陽炎 ~Original mix~ feat Aliya Miharu 」と「Lost ~D & B mix~ feat BENU」が秀逸ですね。

この時期に「THE UNITED COLOR」と「GAME」を交互に聴いている人は、アタシとmagma890さん(http://d.hatena.ne.jp/magma890/20080419)以外は居ないと思う(笑、いやもっと居るだろ?)
けど、面白いよ。
中田ヤスタカの音ってPerfumeに限って言えば「3人の声の個性に負けないような強くて粒がハッキリしている音」が特徴だと思う。それにミニコンポやPCを前提に作られたような良くも悪くもJ-POPの音(*1)だし。だからガッツリ聴いていると疲れるし、うるさく感じることもある。
それに比べるとKENSHUの場合は聴いていて疲れない。バスドラなんてドスンって来るし、ベースも下半身に響く重厚さなんだけど、うるささを感じなくて疲れない音。それは狙っているところが違うので当然だ。
なので、交互に聴いているとメリハリがあって良い。自分自身のバランスが取れる感じね。


(BGM 「陽炎 ~Original mix~ feat Aliya Miharu」 : KENSHU)


追記:
タワレコ1,500円か。iTSと殆ど変わらないなあ。失敗した。CDにすれば良かった。


注釈:
(*1)この表現が正しいかどうかは解らん。ただ、capsuleもそうだけど中田がマスタリングした曲と全く別の4つ打ち音楽をDJミキサーで繋ごうとすると、音の違いに愕然とする。中田の音はなんか落ち着きが無い。中音域の上の方に厚みが集中している感じ。ドンシャリ風に聴こえるのに実際にはド・シャリ。ンの部分が弱いんで、耳元で鳴っているだけというか、そんなイメージ。なので、繋げる際は思い切って中音域を絞って若干低音域を持ち上げてやるとイイ感じで行ける事を最近ようやく気付きました。アタシはそんなダメダメ自宅DJw

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なんか、凄いなあ。改めて中田ヤスタカの才能を確認した感じ。
「capsuleみたいじゃん」という意見は有るだろう。アタシはそれを否定しないし、そうなって当然だと思うし、それでいいやって感じている。
この際、異母兄弟(姉妹か?)でも良いよ。だって、全くの同一人物が作詞作曲から編曲、トラックメイク、さらにマスタリングまでやっているんだからね。中田にとってcapsuleは研究室で、Perfumeは研究結果に基づいて実証実験を行う場所なのではないか? そう考えると、FLASH BACKの発展系がGAMEなのではないかと思えてくる。
アタシはcapsuleとの住み分けとか差別化には特に興味が無い。
「中田はPerfumeをどうしたいのか、Perfumeで何をやりたいのか」
そんな明確な意思が伝わって来ればそれで良い。ただ、「Perfume + 中田の楽曲 = 1」では納得しないね。Perfumeの個性と中田の才能がぶつかり合い化学反応を起こす「1 + 1 = 3」を楽しみにしている。

今回のアルバムを聴いて感じたことだが、「エッジが効いてる」とか「バッキバキ」とか「すげーカッケー」とかそんな先鋭的な音を前にして、Perfumeの3人の声がそれら全ての尖った音を中和してなんともいえない空気感を醸し出しているところがなんとも言えず気持ちいい。ってか痛快ですらある。これは紛れも無くPerfumeの魅力の一端。たぶん、でんぷんを糖に変えているんじゃないかな。で、リスナーは知らず知らずのうちにその糖を脳内でアルコールに変えているんだろう。きっとそうだ。

GAME [CD+DVD] <初回限定盤> (->@TOWER.JP)


<CD>
01. ポリリズム
02. plastic smile
03. GAME
04. Baby cruising Love
05. チョコレイト・ディスコ
06. マカロニ
07. セラミックガール
08. Take me Take me
09. シークレットシークレット
10. Butterfly
11. Twinkle Snow Powdery Snow
12. Puppy love

< 初回限定盤DVD >
01. ポリリズム LIVE at LIQUIDROOM Nov.8 '07
02. SEVENTH HEAVEN LIVE at LIQUIDROOM Nov.8 '07
03. マカロニ-Original Version-
04. セラミックガール-Drama Another Version-
05. マカロニ-A-CHAN Version-
06. マカロニ-KASHIYUKA Version-
07. マカロニ-NOCCHI Version- 


01. ポリリズム
これは、もはやプログレッシブ・ハウスと言い切っても良いかも。ポリループ部分にこそ「何か変な曲で歌い踊る3人組」としてのアイデンティティが在ると思うので、テレビの歌番組でもやって欲しいのにな。

02. plastic smile
YMOの時代から受け継がれる日本の御家芸とも言える伝統芸能「テクノポップ」の流れを汲む作品。かわいい。

03. GAME
セカイ系はエレワーで終わった。でも、「彼女たちが10代のうちに、もう一度エレワーみたいなマイナーコードのエレクトロなロックを聴きたい。なんならcapsuleの"Starry Sky"のカバーでも良いぞ」って、monch71さんの所でコメントした記憶がある。
10代の狂気と衝動と不安、根拠の無い無敵感、そして無力感。そんなしょっぱくて、すっぱくて、甘いイメエジを凝縮した「戦闘モードに入るための歌」を10代の最後にやって欲しかったのね。この曲はそんなアタシの妄想に近かったのでかなり震えた。
ボーカルが前に迫り出していないところがアルバム収録曲っぽい。フロアを意識したのか? この曲をシングルカットしたら賛否両論の大騒動になるだろうが、間違いなくアイドルポップの歴史が変わると思う。
会長!御英断を。

04. Baby cruising Love
GAMEの後に聴くと戦闘モードに高まった気持ちが急に現実に引き戻されるんだが。この曲順で良かったのだろうか? まだ慣れないなあ。
でも改めて聴くと、トラックの完成度の高さに驚く。「中田は足し算しか出来ないと思っていたら引き算も出来るじゃん」な印象は変わらない。

05. チョコレイト・ディスコ
初めて聴いた時に「うわあー、スゲー。こんな曲がアイドルポップとして成り立っているなんて」と感じたな。でもこのアルバムに収録されると至って普通に聴こえてしまう。もはやこの曲で違和感を感じることもなくなったんだなあ。こんな楽曲が巷に溢れるようになると楽しい。

06. マカロニ
単品で聴くと良いカンジの曲なんだけど、アルバムのこの位置に入るとインタールードな曲になってしまうなあ。
ちなみに個人別PVはまだあ~ちゃんしか観ていない。

07. セラミックガール
思いっきりエッジの効いたトラックなんだけど、メロディーセンスと3人の歌声だけでこんなにもキュートなナンバーになるでしょ。キラッキラな音が散りばめてある訳でも無いのにめっさ可愛いし。アイドルポップとして秀逸。シングルカットすると売れると思う。

08. Take me Take me
アルバムだから出来るインタールードなナンバー。テックハウスなのか? 気持ちいいね。思わず持ちネタが増えて得した気分。

09. シークレットシークレット
キラーチューン。マイナーコードの「切ない系」エレクトロハウス。キラキラで目が眩むゴージャスなトラック。スウィートネスなウワモノとブリブリベースがPerfumeのサウンドカラーであることを決定付けたナンバーだと思う。是非この路線を推し進めて欲しい。

10. Butterfly
ハウス親父が大絶賛!!! 待ってたよ。以前のエントリで、アイドルポップの側からピークタイムアンセムとしてフロアで流せるような曲が出てきて欲しいって書いたけど、この曲を聴いた時に「コレだ!」と思った。背筋がゾクゾクっとして震えが止まらなかったよ。空間の広がりを感じさせるウワモノと3人のコーラスが効果的に重なって奥行きを感じさせ、トライバルなリズムトラックが疾走感を高めるプログレッシブハウス。さらにラテンフレイバー溢れるベースラインのおかげでディープハウス方面でも行けそう。名曲。是非、日本全国いや世界中のDJにお奨めしたい。ちなみに現在のもちネタで合わせられそうなものはこちら(*1)
ただね、DS用ゲームソフトとタイアップのおかげで「ゲームの曲」という先入観をもたれてしまう懸念もある。有り難いはずのタイアップが足かせになる可能性。このゲームのパッケージ画像に映る御姉ちゃんの爆乳っぷりにドン引きしたし。

11. Twinkle Snow Powdery Snow
良い曲なんだけどね。楽曲として大好きなんだけどね。 Butterflyのボディにボリューム感があるので、余計にこの曲が薄っぺらな感じに聞こえるんだよね。以前のエントリで「音がソリッド過ぎて中音域の下の方がそっくり欠落している」って印象は変わらず。ってか、リマスタリングして曲の質感を統一して欲しかったなあ。コレはこのアルバムの唯一残念な部分。

12. Puppy love
なかなかいいね、ツンデレーション。イントロを聴いた瞬間にコレを思い出した。思い出したら妄想が止まらなくなり、いっそのことBaseBallBearにトラックを演奏してもらってギターポップなPerfumeもアリかなって思った。次回作はそんなコラボレーションが有ったりすると楽しいかもね。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

アタシがPerfumeを聴いている理由は「愛してしまったから」だけど、そのきっかけは「何か変な曲で歌い踊る3人組」に出逢ったからだ。テクノ、ハウス、エレクトロなど「全くもって不健康極まりない環境が育んだ不良音楽」を可愛らしい3人組アイドルが歌って踊るんだよ。その違和感が面白かったし、自分が大好きな「コッチ側」の音楽をやっているアイドルの存在には強烈なカルチャーショックを受けたんだ。

このアルバムがデイリー1位に輝き、ウィークリーでも10位内は堅いと思われている状況。これは、最近テレビで話題をさらっている「暴走トーク」が受けているのか、苦節8年の苦労話が涙を誘うのか、それとも新しモノ好きが飛び付いているのか、はたまたアタシみたいな音楽ヲタが注目をしているのか。まあ、それら全てだろうが、先鋭的な音楽をやっているのに謙虚で天真爛漫で至って真面目な3人組を無視出来なくなって来たのだろうね。それは紛れも無く3人の持つ魅力だな。しかし、「大好きなスウィーツ」より「普段聴く音楽」の方が気になるアイドルがかつて居ただろうか

今、日本は面白い方向に向かおうとしている。だって、本来はアンダーグラウンドな存在だった先鋭的な不良音楽がチャートを席巻しているんだよ。ロックンロールが社会的に認められるようになった歴史と同じようなストーリーが、3人組アイドルを主人公にして繰り返されるのだろうか?
これが美山花さんの言う「4.16Perfumeの変革」なのか。


(BGM 「Butterfly」 : Perfume)

追記:
冒頭の「中田のPerfumeに対する明確な意思」が伝わって来たかと問われると、うーん。
単純に「Perfumeの今」を表現したかっただけかな。今回のアルバムのどの曲を聴いても「ハタチ前の女の子」って感じがするし。
音そのものがカッコ良いかと言われるとそれは別の話。純粋なテクノ・ハウス・エレクトロを見ればもっとクールでカッコいいトラックなんて山ほどあるし。しかし「アイドルポップとして成立しているか」で見てみると高い次元で絶妙なバランスを保っていると思うよ。
評判のよろしくないタイトル曲だけど、あれだけハードで可愛げの無いトラックなのに、Perfumeの歌声が全く前に迫り出していないのに、3人の声がなんとなく聴こえてくるだけでPerfumeとして成立しているじゃん。この曲で3人のそれぞれの歌声が認識できるかどうかは重要ではなくて、もはや符号化された「音声」であっても代替不可能なPerfumeとしての人格を持っているって事を中田は実証したいんだよ。アタシは拍手を贈りたい。
だって、アルバム全体を通したテーマって「ツンデレーション」なんだもんw



注釈:
(*1)トライバルな雰囲気を持ったプログレッシブ系を中心にいろいろとお試し中ですが、とりあえず今のところこんな感じかな。 参考までに。
Gjeloshaj 1862(Santiago Salazar Mix ) :Santiago Salazar & DJ 3000 
Precious : Andrew Bennett & Rico Suarez
The Distance (Delta Rock Duo Rmx) : Rio Addicts
I Want your Love /Vocal Duke Rmx : Gutterstylz
Riliz The Pressure (Fauvrelle Rmx ) : Carlos Fauvrelle

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音楽好きな痛い中年オヤジが、妄想に基づいた稚拙な文章でお送りする「よせば良いのに」的ブログ。

困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。

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