唐突ですが、屋上は好きですか?
私は屋上が好きです。デパートやビルの屋上、もちろん民家の屋根の上も良いんです。別に、高い所が良いってわけじゃないんで展望台では意味が無い。かと言って山の頂上なのかと言われるとそうでもない。建物の屋根の上。遮るものが何も無い、見上げると「空」が広がるところ。
地上を見下ろしたくて屋上に居るわけでは無いんです。遠くを眺めたり、空を見上げて吸い込まれそうになる感覚を味わったり、そんな、ささやかな開放感を感じることの出来る場所が私にとっての屋上。
高校生の頃は天文部に所属していて、夏休みになると深夜の校舎の屋上で観測会をやったりしました。私は屋上に機材を運んで天体望遠鏡のセッティングを済ますと、後は後輩達に望遠鏡を譲って、屋上の隅に腰を下ろし傍らにラジオを置いて、星空を眺めながらタバコを吸ってました。屋上はそんな場所。
ネットで音源を漁っているときに見つけた映像です。
Dk Sound 2008 part 1
Dk Sound 2008 part 2
これは、京浜工業地帯の一角に位置する「某工場の屋上」にて年に数回のペースで開催されている野外パーティー「DK SOUND」(http://dksound.jp/)の模様です。
山奥のキャンプ場や高原の原っぱでのレイヴは何度も経験がありますが、工場の屋上でのパーティーは行った事がありません。これは是非一度行ってみたいですね。
普通は「屋上でパーティー」という発想は出来ても、クリアしなければならない問題が山ほどあると思うので、なかなか実行に移せないですよね。このようにレギュラーイベントとして開催できていると言う事は、オーガナイズするスタッフサイドも、来場されるお客さんも、みんながこのイベントを大事にしているからなのだと思います。
なんかこう、どんよりとした鉛色の空と工場地帯というロケーションが醸し出す「モノクローム」な感じが、テクノやエレクトロニカなど電子ビートにぴったりとハマっているじゃないですか。特に、「Dk Sound 2008 part 2」の最後の方(2:00前後から)に流れる曲「Beautiful Life (Gui Boratto)」 (http://jp.youtube.com/watch?v=SuoxwpKnHQk)が夜明けの工場地帯に響き渡る様は想像しただけでゾクゾクしますね。良い選曲だな。
さて、この「DK SOUND」というステキなイベントを仕切っているのはTRAKS BOYS という2人組みなのですが、2009年1月21日に発売されるAira Mitsukiのニューシングル「サヨナラ TECHNOPOLiS」にリミキサーとして参加するようです。
AiraMitsuki INFORMATION
やけのはらやcherryboy functionとのコラボレーションワークなど、アンダーグラウンドなシーンに拡がりをみせるAira Mitsukiですが、ますます目が離せませんね。
なんか、どうにもまとまらない終わり方でスイマセン。
http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/perfume/
うん、予想通りでしたね。
「ポリループ」ありのフルバージョンが観たいなあとか、いろんなリクエストは有りますけど、どうせやるならACのCMを完全再現してくれないかなあと期待。Around the worldみたいなセットの再現はもちろん、片手逆立ちの葉っぱの人とか、ゴミ箱の人とかのダンサー陣と共に、Perfumeもアノ衣装で。是非!!
こんなにも間の抜けたタイミングでポリをやるんだから、そのくらい空気読んでね、NHKさん。
ってか、この衣装が見たいだけなんだがw
追記:
ウチの視聴環境は悲しくなるほどしょっぱ過ぎるんで、BShiは観れません。
「スーパーライブ Perfume in 武道館」はBS2の放送まで待ちます。
今日のエントリはSAWAの新作「TIME & SPACE」なんですが、本題に入る前に思いっきり遠回りさせて頂きますね。
2ヶ月ほど前に月刊プロボーラーの「eRETRO」を試聴したのですが、その前時代的(80年代後半~90年代前半)なレイヴ感が実に可愛らしくて気に入ってしまい、思わず買いそうになりました。(って買わなかったんかいw)
いや、自分でも不思議だなあ。レイヴ全盛の頃はハードコアテクノとかのBPM150以上でドツドツ言っている音楽が大嫌いだったんです。まあ、音楽そのものよりもジュリアナのお立ち台で半裸で踊り狂う女達とソレを下から覗いている男達が大嫌いだったって事なんですがね。「おまえら、たのむからしんでくれ」って思ってました。そんな光景のBGMとして流れる音楽の全てが嫌だった。KEN ISHIの「Extra」に出逢うまでは、テクノに対してそんな物凄い偏見を持っていたんです。
あ、話が全く別の方向へ行ってしまったので戻します。
その月刊プロボーラーの「eRETRO」に収録されている、多分リードトラックなナンバー「SUMMER OF LOVE」があまりにも良過ぎたわけですよ。その1曲のみをDLするくらいにw。(-> iTunes Store)
良いなと思った理由は単純で、SAWAの声がとても良かったから。結構「どんより」していて暗めのトラックなんですが、SAWAの声のハマり方が絶妙なんですよコレが。半沢武志が手掛けたSAWAのデビュー・ミニアルバム「COLORS」で受けた印象の何倍も良かったんです。
「COLORS」って、FreeTEMPOブランドのキラキラ・ガールズポップな感じですよね。ただ、「いかにも」って言うか「ありきたり」って言うか、楽曲そのものとしては面白みに欠けた印象は否めませんでした。しかし、月刊プロボーラー feat.SAWAを聴いて、「ひょっとしたら、この人はどんなトラックでもハマる声を持っているかもしれない」と感じたとたんに、色んな曲調のトラックに乗せたSAWAの歌声を聴いてみたくなりました。
そんな、「TIME & SPACE」です。
Stars : SAWA
「TIME & SPACE」 : SAWA (->@TOWER.JP) (->iTunes Store) |
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Track List |
そうそうたるメンツが揃ってバラエティに富んだこの音源。でも、どの曲を聴いてもSAWAはSAWAでしかない事が解ります。無理にトラックに合わそうとしている気配がまるで無いんですよね。至って自然体というか、ただ歌っているだけだっていうか、だってそれしか出来ないんだもんっていうか(笑)。(*1)
ストレートに伸びてあっけらかんとした甘すぎない歌声。多分、アタシが惹かれる理由ってソコですかね。
プロデューサー陣がアレなだけに「Perfumeに続くテクノポップ新世代」的な括りで紹介される事も多いSAWAですが、その辺は一旦忘れて(笑)、ごく普通のガールズポップだと思って聴いてみて下さい。
各プロデューサーの特色がとても良く出ている楽曲の数々は、なかなかの優良トラック揃いで楽しめます。特に、A Hundred Birdsがプロデュースするスウィートソウルな「Are You Ready For Love」が秀逸。是非、お奨めしたいわ。
注釈:
(*1)いや、ウソウソ。「Are You Ready For Love」ではちゃんとソウルフルに歌い上げていますからw
ちゃんと聴きましょう!
追記:
そう言えば、この感じの歌声に聴き覚えがあるんですよね、20年くらい前の話。そう、「安則まみ」です。ハマってたんだよなPSY・S。
Parachute Limit (Video Version) : PSY・S
お~なつかし。今度、PSY・S特集やろうかな。
OMBの新作が届きました。
OMB 4th album "FUEL" Release !
ハウスの今の流れって、やはりテックハウスなんですかね?
Tomomi Ukumoriを全面的にフィーチャーしたプログレッシブな前作から1年。今作のOMBはアンビエント~テック~プログレッシブを自由に往き来する感じなんだけど、全体から受ける印象はテックハウスかな。
「Fuel」 : OMB (->@TOWER.JP) |
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Track List |
みんな、「音を詰め込む」というか「塗りつぶす」様な音作りに疲れて(と言うか飽きて)来たのでしょうかね。
プログレッシブハウスってある意味「圧倒的な音の洪水」や「空間に浮遊する数え切れないほどの音の粒子」を感じることに醍醐味が有ったとも言える(ってか、そんな音ばかり好んで聴いていた)ので、今作の様に「贅肉をそぎ落として身軽になった」感じの音は新鮮でした。
自分が感じるテックハウスのイメージって正にソレなんですね。必要最小限な音。しかし、それぞれにちゃんと意味が有り主張している音。そして音の隙間から向こう側が見える感じの程好い隙間感。さらに言えば、その隙間(空間)にも意味を持たせる構成美。
多分、テックハウスとは侘び寂び。(正直良く解ってないんで適当な事言ってますけどねw)
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困った事にPerfume成分が多目です。彼女達の親御さんとは間違いなく同世代です。ちなみにP.T.A.会員です。
ホントに御免なさい。
御用命は「lstd_rd の yahoo.co.jp」まで。